今回のアルバムレビューは”Bryan Adams”の1984年発表の4th Album「Reckless」を紹介します。
久しぶりの「アルバムレビュー」ですね。
日課のように「名曲レビュー」を書いていますが、「アルバムレビュー」にすべきかどうかは常に悩んでいたりしますが、やっぱり思い入れの強いアルバムは記事を書くのに体力が必要です。
勿論、レビューを書く際には、何度も聴いている曲やアルバムであっても、必ず何回か聴き直した上で、新鮮な思いで感想を書くようにしています。
昔は美味しく感じていたお店の料理が経験を重ね、舌が肥えてきて、久しぶりに食べてみると、以前ほど、美味しく感じなくなることも多いですし、音楽も一緒かなあと・・・。ノスタルジーはノスタルジーで良いでしょうけど、現在の自分の耳で、冷静に聴いた上で、紹介するに足るかどうかで判断すべきだと僕は思ってます。
そろそろ夏休みになりますので、溜まってきたアルバムレビューの候補を少しずつではありますが、紹介をしていきたいと思います。
「Reckless」は”Bryan Adams”が世界的アーティストとして、大きな存在感を示した代表作と言って良いアルバムではないでしょうか?
”Bryan Adams”は僕が本格的に「Rock Music」、その後の「HM/HR」へ傾倒していく中で非常に重要なアーティストの一人ですね。
良く通っていたレコード屋さんでLPを買って、アルバムジャケットのポスターをもらって、部屋に貼ってたもんな。僕は人生でポスターを部屋に貼るということが皆無だったので、その意味でも”Bryan Adams”は凄く貴重な存在です。
ではこの名作「Reckless」を全曲紹介していきましょう!
01.『One Night Love Affair』
アルバムのトップを飾る佳曲。アルバムから5枚目のシングルとしてリリースされ、「Billboard Hot 100」では最高位13位を記録しています。メロウなハードロックって感じでなかなか良いですよね。「メロハー・マニア」あたりでもこの辺りの曲は一度試してみて欲しいね。圧倒的にクオリティも高いし、ギターはリフもフレーズも本当に素晴らしいね。個人的にはアルバムの最初はSEからスピード感のある楽曲という展開を好んでた時期も長かったので、ツカミが弱いかななんて思ってたけど、今、聴き直すと素晴らしいし、こういうオープニングも良いよね。
02.『She's Only Happy When She's Dancin'』
こちらもキャッチーなロックンロールですね。コーラスの入れ方も良いし、やっぱりギターが良い仕事しているね。アルバムの2曲目って少しテンションが落ちるパターンが多いけど、1曲目の盛り上がりを更に高めているよね。当時はそこまで評価出来てなかったけど、これも良い曲だね。クオリティ高いわ。
03.『Run To You』
いやーカッコイイね。アルバムの最初のシングルカットだったんけど、緊張感が凄いアレンジで、メロディも素晴らしくて、これはキラーチューンと呼んで良いんじゃない? 今聴いても十分に魅力的だね。この曲を聴いたときの感動は今でも忘れられないなあ。”Duran Duran”の『The Reflex』もそうだけど、この2曲に出会えたことが僕のその後の音楽的な志向に大きな影響を与えていると思いますね。
本当に素晴らしい名曲だね。尚、「Billboard Hot 100」では最高位6位を記録してますね。
04.『Heaven』
”Bryan Adams”が「Billboard Hot 100」で初の1位を獲得した名バラードですね。アルバムからは3曲目のシングルカット曲ですね。これも素晴らしい曲だね。”フットボールアワー”の”後藤”さんの「高低差ありすぎて、耳キーン」じゃないけど、『Run To You』からのこの流れは凄いよね。
今でも僕の「i-tunes」内のバラードセレクションには絶対に入ってくる名バラードだね。”Bryan Adams”のしゃがれ声が哀愁を更に強くしてますね。歌詞も良いよね。海外ではウエディングソングの定番としても有名だね。
05.『Somebody』
アルバムでは2曲目のシングルカット曲で、MVも格好良かったなあ。『Run To You』はやや暗めのメロディだったけど、『Somebody』は所謂「アメリカンロック」の王道的なカラッとしたロック曲でノリも良いし、盛り上がるよね。
この頃はライブ行きたいなあって思いが大きくなってきた頃だったけど、受験もあったし、田舎に住んでて、ライブに行くなんて、海外旅行にでも行くくらいの感覚だったもんなあ。ビデオを見ながら、ライブに行ったような気分で盛り上がってたなあ。本作は「Billboard Hot 100」で最高位11位を記録してますね。
06.『Summer Of '69』
邦題は『想い出のサマー』。LPでいうとB面の1曲目だね。夏の爽やかさが感じられ、適度なスピード感もあるアメリカンロックの名曲。メロディも素晴らしいし、これも文句なしのキラーチューン。夏に海に行くときのドライブなんかでも最高のBGMだと思うけど、アクセルの踏み込み過ぎには要注意ですね。
この曲が大好きって人は多いんじゃないかな? 夏のイメージにもピッタリハマるし、オススメですね。
07.『Kids Wanna Rock』
スピード感のあるロックンロールナンバーですね。トラディッショナルなロックンロールで全然悪くないけど、ちょっとメロディが弱い印象ですね。ライブなんかでは盛り上がるけどね。ちょいと単調なメロディ展開なのにしっかりと聴かせてくれるのはやっぱりギタープレイによる部分が大きいかもね。
08.『It's Only Love』
”Tina Turner”とのデュエット曲ですね。この曲が6枚目となるシングルカットで、「Billboard Hot 100」で15位を記録してます。”Tina Turner”はこの後押しもあって、ソロアルバム「Private Dancer」で大成功を収め、グラミーを4部門獲得するんだよね。(この時のグラミーは見てたなあ)
曲自体はミディアムテンポの普通のハードロック曲だけどね。”Tina Turner”の歌唱もしっかりとロックしていて素晴らしいし、これだけカッコイイ男女混声Vocalでのデュエット曲は少ないし、歴史的な意義は大きいのかもしれませんね。
09.『Long Gone』
ブルージーなロックナンバーなんですけど、明るいメロディが乗っかり、ノリはいいね。悪くないけど、このアルバム内ではインパクトは薄いかな。ホーンの使い方も面白いし、味わい深いんだけど、当時はこの良さが分からずにしっかり聴けてなかったな。ここでの””Bryan Adams”の歌唱はカッコイイね。
10.『Ain't Gonna Cry』
アルバムのラストを飾るのはストレートなロックナンバー。やっぱりラスト9、10の流れは今聴いても単調かな。メロディの要素が薄いんだよね。勿論、ノリも良いし、ライブなんかでも楽しいんだろうけどさ。僕の好みではないね。ラストの破壊的なエンディングは面白いけどね。
しかし凄まじいクオリティだね。捨て曲なんて存在しないね。比較すると2,7、9,10あたりは弱めだけど、やっぱりそれ以外は全て「名曲レビュー」で取り上げても良いレベルだね。やっぱりこのアルバムは凄いね。
残念ながら、僕はこの次のアルバムの「Into the Fire」に全くハマれなくて、しばらく”Bryan Adams”とは距離を置くんだよね。
1993年リリースのベストアルバム「So Far So Good」は持っているので、そこで改めてチェックしてますね。
上記以外で僕が好きな”Bryan Adams”の曲は、『Somebody』と同系統にある、ストレートでポップなロックンロール『Can't Stop This Thing We Started(邦題:愛は止められない)』、大ヒット映画「 Robin Hood: Prince of Thieves」のテーマ曲となり、「Billboard Hot 100」で7週連続1位を記録した大ヒット曲『(Everything I Do) I Do It for You』も良いよね。世界的にも『(Everything I Do) I Do It for You』が彼の代表曲なんだろうね。
この世界的大スター”Bryan Adams”がアメリカチャートで失速していったのは未だに信じられないけどね。「永遠のロック青年」も既に56歳か・・・。もう一発、花火をブチ上げて欲しいな。
P.S.”Keith Scott”は世界で最も過小評価されているギタリストかもしれませんね。彼のギターは本当に素晴らしいですね。
久しぶりの「アルバムレビュー」ですね。
日課のように「名曲レビュー」を書いていますが、「アルバムレビュー」にすべきかどうかは常に悩んでいたりしますが、やっぱり思い入れの強いアルバムは記事を書くのに体力が必要です。
勿論、レビューを書く際には、何度も聴いている曲やアルバムであっても、必ず何回か聴き直した上で、新鮮な思いで感想を書くようにしています。
昔は美味しく感じていたお店の料理が経験を重ね、舌が肥えてきて、久しぶりに食べてみると、以前ほど、美味しく感じなくなることも多いですし、音楽も一緒かなあと・・・。ノスタルジーはノスタルジーで良いでしょうけど、現在の自分の耳で、冷静に聴いた上で、紹介するに足るかどうかで判断すべきだと僕は思ってます。
そろそろ夏休みになりますので、溜まってきたアルバムレビューの候補を少しずつではありますが、紹介をしていきたいと思います。
「Reckless」は”Bryan Adams”が世界的アーティストとして、大きな存在感を示した代表作と言って良いアルバムではないでしょうか?
”Bryan Adams”は僕が本格的に「Rock Music」、その後の「HM/HR」へ傾倒していく中で非常に重要なアーティストの一人ですね。
良く通っていたレコード屋さんでLPを買って、アルバムジャケットのポスターをもらって、部屋に貼ってたもんな。僕は人生でポスターを部屋に貼るということが皆無だったので、その意味でも”Bryan Adams”は凄く貴重な存在です。
ではこの名作「Reckless」を全曲紹介していきましょう!
01.『One Night Love Affair』
アルバムのトップを飾る佳曲。アルバムから5枚目のシングルとしてリリースされ、「Billboard Hot 100」では最高位13位を記録しています。メロウなハードロックって感じでなかなか良いですよね。「メロハー・マニア」あたりでもこの辺りの曲は一度試してみて欲しいね。圧倒的にクオリティも高いし、ギターはリフもフレーズも本当に素晴らしいね。個人的にはアルバムの最初はSEからスピード感のある楽曲という展開を好んでた時期も長かったので、ツカミが弱いかななんて思ってたけど、今、聴き直すと素晴らしいし、こういうオープニングも良いよね。
02.『She's Only Happy When She's Dancin'』
こちらもキャッチーなロックンロールですね。コーラスの入れ方も良いし、やっぱりギターが良い仕事しているね。アルバムの2曲目って少しテンションが落ちるパターンが多いけど、1曲目の盛り上がりを更に高めているよね。当時はそこまで評価出来てなかったけど、これも良い曲だね。クオリティ高いわ。
03.『Run To You』
いやーカッコイイね。アルバムの最初のシングルカットだったんけど、緊張感が凄いアレンジで、メロディも素晴らしくて、これはキラーチューンと呼んで良いんじゃない? 今聴いても十分に魅力的だね。この曲を聴いたときの感動は今でも忘れられないなあ。”Duran Duran”の『The Reflex』もそうだけど、この2曲に出会えたことが僕のその後の音楽的な志向に大きな影響を与えていると思いますね。
本当に素晴らしい名曲だね。尚、「Billboard Hot 100」では最高位6位を記録してますね。
04.『Heaven』
”Bryan Adams”が「Billboard Hot 100」で初の1位を獲得した名バラードですね。アルバムからは3曲目のシングルカット曲ですね。これも素晴らしい曲だね。”フットボールアワー”の”後藤”さんの「高低差ありすぎて、耳キーン」じゃないけど、『Run To You』からのこの流れは凄いよね。
今でも僕の「i-tunes」内のバラードセレクションには絶対に入ってくる名バラードだね。”Bryan Adams”のしゃがれ声が哀愁を更に強くしてますね。歌詞も良いよね。海外ではウエディングソングの定番としても有名だね。
05.『Somebody』
アルバムでは2曲目のシングルカット曲で、MVも格好良かったなあ。『Run To You』はやや暗めのメロディだったけど、『Somebody』は所謂「アメリカンロック」の王道的なカラッとしたロック曲でノリも良いし、盛り上がるよね。
この頃はライブ行きたいなあって思いが大きくなってきた頃だったけど、受験もあったし、田舎に住んでて、ライブに行くなんて、海外旅行にでも行くくらいの感覚だったもんなあ。ビデオを見ながら、ライブに行ったような気分で盛り上がってたなあ。本作は「Billboard Hot 100」で最高位11位を記録してますね。
06.『Summer Of '69』
邦題は『想い出のサマー』。LPでいうとB面の1曲目だね。夏の爽やかさが感じられ、適度なスピード感もあるアメリカンロックの名曲。メロディも素晴らしいし、これも文句なしのキラーチューン。夏に海に行くときのドライブなんかでも最高のBGMだと思うけど、アクセルの踏み込み過ぎには要注意ですね。
この曲が大好きって人は多いんじゃないかな? 夏のイメージにもピッタリハマるし、オススメですね。
07.『Kids Wanna Rock』
スピード感のあるロックンロールナンバーですね。トラディッショナルなロックンロールで全然悪くないけど、ちょっとメロディが弱い印象ですね。ライブなんかでは盛り上がるけどね。ちょいと単調なメロディ展開なのにしっかりと聴かせてくれるのはやっぱりギタープレイによる部分が大きいかもね。
08.『It's Only Love』
”Tina Turner”とのデュエット曲ですね。この曲が6枚目となるシングルカットで、「Billboard Hot 100」で15位を記録してます。”Tina Turner”はこの後押しもあって、ソロアルバム「Private Dancer」で大成功を収め、グラミーを4部門獲得するんだよね。(この時のグラミーは見てたなあ)
曲自体はミディアムテンポの普通のハードロック曲だけどね。”Tina Turner”の歌唱もしっかりとロックしていて素晴らしいし、これだけカッコイイ男女混声Vocalでのデュエット曲は少ないし、歴史的な意義は大きいのかもしれませんね。
09.『Long Gone』
ブルージーなロックナンバーなんですけど、明るいメロディが乗っかり、ノリはいいね。悪くないけど、このアルバム内ではインパクトは薄いかな。ホーンの使い方も面白いし、味わい深いんだけど、当時はこの良さが分からずにしっかり聴けてなかったな。ここでの””Bryan Adams”の歌唱はカッコイイね。
10.『Ain't Gonna Cry』
アルバムのラストを飾るのはストレートなロックナンバー。やっぱりラスト9、10の流れは今聴いても単調かな。メロディの要素が薄いんだよね。勿論、ノリも良いし、ライブなんかでも楽しいんだろうけどさ。僕の好みではないね。ラストの破壊的なエンディングは面白いけどね。
しかし凄まじいクオリティだね。捨て曲なんて存在しないね。比較すると2,7、9,10あたりは弱めだけど、やっぱりそれ以外は全て「名曲レビュー」で取り上げても良いレベルだね。やっぱりこのアルバムは凄いね。
残念ながら、僕はこの次のアルバムの「Into the Fire」に全くハマれなくて、しばらく”Bryan Adams”とは距離を置くんだよね。
1993年リリースのベストアルバム「So Far So Good」は持っているので、そこで改めてチェックしてますね。
上記以外で僕が好きな”Bryan Adams”の曲は、『Somebody』と同系統にある、ストレートでポップなロックンロール『Can't Stop This Thing We Started(邦題:愛は止められない)』、大ヒット映画「 Robin Hood: Prince of Thieves」のテーマ曲となり、「Billboard Hot 100」で7週連続1位を記録した大ヒット曲『(Everything I Do) I Do It for You』も良いよね。世界的にも『(Everything I Do) I Do It for You』が彼の代表曲なんだろうね。
この世界的大スター”Bryan Adams”がアメリカチャートで失速していったのは未だに信じられないけどね。「永遠のロック青年」も既に56歳か・・・。もう一発、花火をブチ上げて欲しいな。
P.S.”Keith Scott”は世界で最も過小評価されているギタリストかもしれませんね。彼のギターは本当に素晴らしいですね。