全曲レビュー

【乃木坂46】 全曲レビュー㊳~「Actually...」

Actually...

遅くなりましたが、全曲レビューを最新に追いつけるよう、少しずつ更新していきます。

五期生の”中西アルノ”を抜擢した2022年最初のシングルですね。

個人的に”中西アルノ”の声、歌唱には「46時間TV」で感動させられたし、この声、歌唱を軸にシングルを出すというのは、グループとしても音楽的なチャレンジでもあり、個人的には高く評価してました。

ところが加入前のスキャンダル報道などもあり、肝心のセンターが活動自粛に追い込まれ、センター不在でMVを再制作と…結果的には、波乱だらけのシングルとなっちゃいましたね。

とはいえ、曲には罪はありません。

しかし、音楽的チャレンジがやりづらくなったのは残念です。結果的に30th~32thの表題曲はメンバー選定も楽曲自体も保守的だった印象です。33thはどうですかね?

では全曲レビューいきましょう!

29th Single『Actually...』(2022年)

『Actually...』(表題曲)



「★★★★★」

「乃木坂46時間TV」で初披露されたのも懐かしいですね。

音作り含め、かなり変化を感じさせるシリアスタッチのロックナンバーです。しかもトラックが相当カッコいいし、”アルノ”の歌唱も素晴らしく、音楽ファンにも受けそうなんですけどね。

この手の表題曲は少ないので、ライブでも重宝されそうなんですが、「乃木坂らしさ」は感じませんし、せっかく有能なメンバーが多々いるにも関わらず、実質”中西アルノ”のソロ歌唱に聴こえる譜割りもあって、それもファンのネガティブな声に繋がったのではないでしょうか?

”NAMITO”さんは韓国在住の作曲家らしいです。”AKB48”への楽曲提供も一曲あるようですが、詳細は不明です。編曲はおなじみの”APAZZI”さんですね。

アレンジも良いし、なかなかの名曲だと思いますし、ストリーミング重視となったヒットチャートに一石を投じる意味合いもあったと思うんですが…。

既に悪材料出尽くしで上がり目しかなくなっている”中西アルノ”同様に、これから再評価される曲になると良いな~。既にされてる?

『深読み』(全タイプ収録)

「★★★★」

”齋藤飛鳥”さんセンターの選抜メンバーによる楽曲です。

妖艶さを感じるブルーズ風味のミディアムテンポの楽曲なんですが、最初は苦手でしたが、聴くごとに味わい深さが出てきましたね。意外にライブでも盛り上がりましたね。

”高木龍一”さんの作・編曲ですが、『不眠症』以来ですね。そういや”深川麻衣”さんの『強がる蕾』のアレンジにも参加されてましたね。

この楽曲も「新時代」を感じさせるチャレンジをしていて、素晴らしいと思います。

『価値あるもの』(Type-A収録)

「★★★★★」



「新・華の2001年組」(センター:久保、阪口、中村、遠藤、賀喜、金川、北川、佐藤璃)によるユニット曲です。

「ザ・乃木坂」という王道の楽曲でメロディの出来も素晴らしく、ここ最近の”杉山勝彦”さんの提供曲(”谷地学”さんの共編曲)の中でもダントツに良いと思います。正直、「★★★★★」でも足りないくらいの人生の名曲と言ってもいいでしょう。

メンバーも良いよね。「11th Year Birthday Live」のファン投票でも8位という高評価でしたが、配信ミニライブでは”賀喜”が、11thバスラでは”阪口”が欠席となり、”北川”が卒業しちゃうので、オリジナルでの披露は幻となりりそうです…。

とはいえ、この曲の価値が下がるわけではなく、逆に高まるのではないでしょうか? 

坂道シリーズ年間楽曲ランキングで1位、全体のランキングでは3位にしてます。

正直、『きっかけ』、『サヨナラの意味』といった過去の名曲をを超えたと言っても過言ではないクオリティです。素晴らしい!

『忘れないといいな』(Type-B収録)


「★★★」

”北野日奈子”さんの卒業ソロ曲です。

主要メンバーの卒業にあたってはソロ曲が用意されるケースがほとんどですが、典型的なバラードが多くて、正直、評価は困っちゃいます。その意味でも個性を活かしつつ、もの悲しさも感じさせる『さ~ゆ~Ready?』は凄かったと思います。

例えば『最後のTight Hug』や『私の色』などはバラードであっても本当に凄い曲で文句のつけようもないのですが、おおむね予定調和のバラードになっていて、『忘れないといいな』も同様の印象です。

”伊藤心太郎”さんの曲/アレンジをどうこう言うつもりはありませんが、卒業メンバー向けのバラードという以外に楽曲としては特筆すべきものはないかな…。

『届かなくたって…』(Type-C収録)



「★★★★」
 
アンダー楽曲で”佐藤楓”の初センター曲です。

最近では珍しくなくなったサビよりもシンセによるリフが印象に残るエレクトロなダンスナンバーですね。ラップも適度に入れていて、音楽的には面白い作りではありますが、個人的にはそんなに好みではないです。

アルバム収録曲だった『醜い私』以来の楽曲提供となる”外山大輔”さんの作・編曲ですね。

ライブではアクセントになりそうな曲です。悪くないんだけどね。

『絶望の一秒前』(Type-D収録)

「★★★★」

初の五期生曲でセンターは”井上”です。

悪くないけど、アイドルが歌うには地味というのが第一印象で、今も変わらないですね。

ライブではノリづらい曲の筆頭になっちゃったかもしれません。

作曲は”ツキダタダシ”さん、アレンジは”若田部誠”さんと、いずれも何度も「坂道シリーズ」に楽曲提供されてるクリエーターですね。

”ツキダタダシ”さんの最近の作品だと、”櫻坂46”の『無念』は最高でしたね~。

『好きになってみた』(通常盤収録)

「★★★★」

選抜メンバーによる楽曲で、センターは”山下美月”が務めています。

王道アイドルポップで最初は僕の好みじゃないと思ってたんですが、ライブで聴いたりしてい良い曲だな~と思うようになって割とリピートしてます。

結局、音楽って楽しんだもの勝ちですからね。音楽性の高さや技術などにも感動するけど、こういうポップソングに心が洗われたような気分になるのも良いよね!

クレジットを見てみると納得ですね。”youth case”の作品で、編曲に”石塚知生”さんが加わってます。

やっぱり”youth case”のポップセンスは抜群ですね。ライブで毎回聴きたいくらいです。

【総括】
本シングルの聴きどころは一杯あると思いますが、個人的には『価値あるもの』がダントツでした。

「坂道シリーズ」史上、最もクオリティの高い楽曲のひとつと言っても過言ではないと思います。音楽ファンなら、”杉山勝彦”氏の最強レベルの楽曲を味わうことなく、死ねないんじゃないかな~。

新たなチャレンジとなった『Actually...』も、出来の良すぎる王道アイドルポップ『好きになってみた』もオススメです。

五期生がセンターであろうが、曲調が変わろうが、やっぱり凄いクオリティなので、全曲しっかり楽しんで欲しいです。

Actually... (TYPE-A)
乃木坂46
SMR
2022-03-23


Actually... (TYPE-B)
乃木坂46
SMR
2022-03-23


Actually... (TYPE-C)
乃木坂46
SMR
2022-03-23


Actually... (TYPE-D)
乃木坂46
SMR
2022-03-23


Actually... (通常盤)
乃木坂46
SMR
2022-03-23


Actually... (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2022-03-16


【乃木坂46】 全曲レビュー㊲~「Time flies」

Time flies

”乃木坂46”にとって、初となる、10年の歴史を詰め込んだベストアルバムです。

ちなみに僕は、特典映像の"10th Anniversary" Documentary Movie「10年の歩み」目当てで、完全生産限定盤のみを購入しました。ちなみに生写真は”和田”でした。

そこで、今回のアルバム収録曲について、まずは見ていきたいと思います。

完全生産限定盤、初回仕様限定盤はCD3枚組、全部で40曲というボリュームですが、内訳としては

・シングル表題曲28曲
・アルバムリードトラック4曲
・配信限定曲2曲
・初音源化曲1曲
・新曲4曲
(残り1曲は『Overture』)

・・・となっており、実質的な新曲は4曲のみと少ないんだよね~。

 <Disc 1>
01.Overture
02.ぐるぐるカーテン
03.おいでシャンプー
04.走れ!Bicycle
05.制服のマネキン
06.君の名は希望
07.ガールズルール
08.バレッタ
09.気づいたら片想い
10.夏のFree&Easy
11.何度目の青空か?
12.命は美しい
13.太陽ノック
14.今、話したい誰かがいる
15.ハルジオンが咲く頃

<Disc 2>
01.裸足でSummer
02.サヨナラの意味
03.インフルエンサー
04.逃げ水
05.いつかできるから今日できる
06.シンクロニシティ
07.ジコチューで行こう!
08.帰り道は遠回りしたくなる
09.Sing Out!
10.夜明けまで強がらなくてもいい
11.しあわせの保護色
12.僕は僕を好きになる
13.ごめんねFingers crossed
14.君に叱られた
15.最後のTight Hug

<Disc 3>
01.僕がいる場所
02.きっかけ
03.スカイダイビング
04.ありがちな恋愛
05.世界中の隣人よ
06.Route 246
07.ゆっくりと咲く花
08.歳月の轍
09.あなたからの卒業
10.Hard to say

既発表曲は過去のレビューで詳細をご覧ください。

乃木坂46 「全曲レビュー」
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1274139.html

では新曲と未レビュー楽曲について、レビューを書いていきますね。

「Time Flies」(2022年、Best Album)

『最後のTight Hug』(アルバムリードトラック)



「★★★★★」

センターは本作の活動をもって卒業した”生田絵梨花”さんですね。

【乃木坂46】 生田絵梨花 卒業発表...
http://burning.doorblog.jp/archives/56194031.html

卒コンでの歌唱も既に懐かしいし、10thバスラでのサプライズ披露も痺れましたね。

【乃木坂46】 生田絵梨花 卒業コンサート Days1
http://burning.doorblog.jp/archives/56323431.html

【乃木坂46】 生田絵梨花 卒業コンサート Days2
http://burning.doorblog.jp/archives/56326475.html

本作の参加メンバーは”秋元”、”岩本”、”梅澤”、”遠藤”、”賀喜”、”掛橋”、”北野”、”久保”、”飛鳥”、”新内”、”絢音”、”清宮”、”田村”、”筒井”、”早川”、”樋口”、”星野”、”山下”、”与田”と28th Singleの選抜となっています。(卒業した”高山一実”さんは除く)

最初に聴いたときは、手放しでの高評価という訳ではなかったし、「卒業ソングっぽい、類型的なバラードか…」なんて思ってたんですが、聴くごとにジワジワと名曲感が高まっていったのが印象に残ってます。

作曲はあの”杉山勝彦”さんで、編曲も”谷地学”さんとの共作ですね。

<”杉山勝彦”さんの”乃木坂46”への提供楽曲>

『制服のマネキン』
『君の名は希望』
『サイコキネシスの可能性』
『私のために 誰かのために』
『僕がいる場所』
『ひとりよがり』
『羽根の記憶』
『きっかけ』
『サヨナラの意味』
『硬い殻のように抱きしめたい』
『ありがちな恋愛』
『もし君がいなければ』
『4番目の光』
『路面電車の街』
『時々 思い出してください』
『図書室の君へ』
『僕の思い込み』
『僕は僕を好きになる』
『ごめんねFingers crossed』

今更ではありますが、”杉山勝彦”さんの作曲というだけで名曲認定しちゃいそうになりますが、”乃木坂46”のグループカラーに見事にマッチした代表曲だらけなのが凄いと思います。

僕は「乃木どこ」で『君の名は希望』を聴いて、良い曲だなと思い、1stバスラのBlu-rayを購入し、音源を集め出したのですが、”乃木坂46”にハマったのは、彼のソングライティングが大きく影響していると思います。

『最後のTight Hug』も、そんな素晴らしい楽曲たちに肩を並べることができる、新たな名曲になったように思います。

曲展開自体はありがちなバラードなんですが、メロディが強烈ですよね。サビはもちろん、Aメロ、Bメロ、いずれも極上のメロディが紡れていて、文句のつけようもありません。

どっぷりと泣きのメロディではなく、新たな旅立ちへの希望とう感じでメロディや歌詞に盛り込まれているのも良いと思いますね。生楽器中心の繊細な音作りではあるんですが、サビのキーボード? オルガン?の副旋律が重ねられているのがかなり効果的じゃないかなと感じてます。

MVはフォークロアっぽい衣装に身を包むメンバーに囲まれ、楽しそうに振る舞う”いくちゃん”に泣けますし、やっぱり「Tight Hug」って、言葉は強いね。流石、”秋元康”さんですね!(「関ジャム」の”秋元康”特集回は録画して、何度も観てます…)

既にライブでも何度も聴きましたが、グループにとって欠かせない曲になってきているのではないでしょうか?

文句なしの満点評価とさせて頂きます。

『世界中の隣人よ』



「★★★★★」

当時の”乃木坂46”全メンバーに加え、卒業性も参加と、過去にない形での編成となりましたね。

当時の参加メンバーは、”秋元”、”理々杏”、”岩本”、”梅澤”、”遠藤”、”賀喜”、”掛橋”、”金川”、”北川”、”久保”、”黒見”、”飛鳥”、”阪口”、”佐藤楓”、”佐藤璃”、”柴田”、”絢音”、”清宮”、”田村”、”筒井”、”中村”、”早川”、”林”、”樋口”、”松尾”、”向井”、”矢久保”、”山崎”、”山下”、”弓木”、”吉田”、”与田”、”和田”の33名。

当時は在籍していたが、現在卒業しちゃっているのが、”生田絵梨花”さん、”伊藤純奈”さん、”大園桃子”さん、”北野日奈子”さん、”白石麻衣”さん、”新内眞衣”さん、”高山一実”さん、”寺田蘭世”さん、”中田花奈”さん、”星野みなみ”さん、”堀未央奈”さん、”松村沙友理”さん、”渡辺みり愛”さんの13名。

当時、既に卒業していたメンバーで参加しているのが、”生駒里奈”さん、”市來玲奈”さん、”伊藤かりん”さん、”衛藤美彩”さん、”斎藤ちはる”さん、”斉藤優里”さん、”相楽伊織”さん、”桜井玲香”さん、”西野七瀬”さん、”能條愛未”さん、”若月佑美”さんの11名と総勢57名ですね。スゴー。

コロナ禍の2020年6月24日に配信限定シングルとしてリリースされた楽曲ですね。

僕は発売当初というか、「You Tube」配信が始まってから、日課のように毎日MVを見ながら、Stay Homeしてました…。

コロナ禍というエンタメ業界にとっても、大きな試練となった2020年に、この曲をリリースしたことがすべてのような気がしてます。

「日本一のアイドルグループが歌うべきタイミングで歌うべき、良い歌を歌った」

当たり前のことなんですが、これが良かったですね。卒業生の登場も勿論、感動的なMVの印象が僕には強いですね。

大サビの神宮のサイリュウムで何度涙したことか…。

作・編曲は”taka”さんですね。(”ONE OK ROCK”の”Taka”ではありません)楽曲初参加ですが、グループカラーにあったメロディアスな楽曲ですが、この曲はメロディ以上に歌詞とMVの出来で高評価になっているように感じます。メロディ自体の出来はまずまずといったところでしょう。

ちなみに2020年の個人的BEST TUNESにも選出しましたね。(曲の出来だけで言えば、2位にした『サヨナラ Stay with me』のほうが上かな?)

グループの歴史を振り返るうえで、重要な曲になったんじゃないかな~。

『Route 246』



「★★★」

2020年7月24日に配信限定シングルとしてリリースされた楽曲で、この年の「紅白歌合戦」でも披露されましたね。

センターは”飛鳥”で参加メンバーは、”秋元”、”生田絵梨花”さん、”高山一実”さん、”星野みなみ”さん、”松村沙友理”さん、”北野日奈子”さん、”新内眞衣”さん、”堀未央奈”さん、”岩本”、”梅澤”、”大園桃子”さん、”久保”、”山下”、”与田”、”遠藤”、”賀喜”、”筒井”の18名となっています。

ご存じの通り、”秋元康”さんの親友でもある”小室哲哉”さんの楽曲ですね。

本作についてはリリース時に記事を書いているので、そこを参照してもらいたいですが…。

【乃木坂46】 『Route 246』について考える
http://burning.doorblog.jp/archives/54901612.html

個人的には、2020年に「小室サウンド」を取り上げたことも含め、やや古臭い音作りになっているな~という印象です。”秋元康”さんに何度も作り直しをされたようですが、狙いは彼の全盛期を彷彿させる楽曲だったのは間違いなさそうですし、企画色が強い楽曲なので、評価はしづらい。

曲の出来自体は決して悪くないと思うんですけどね…。”飛鳥”が”小室哲哉”さんの楽曲ファンということを考慮しても、懐古趣味的で、出オチ感があって、普通評価にしちゃいました。

正式なシングルではありませんし、お遊びと考えれば良いと思いますが、個人的には”乃木坂46”が2020年にやらなくても良かった曲じゃないかなと思ったりもします。(その意味でも『世界中の隣人よ』との差は大きい!)ライブではまずまず盛り上がるけどね。話題性とはいえ、「紅白」で披露されたのも驚いちゃったけどね。

MVは「You Tube」ではTeaser版のみしか公開されてないので、フルサイズは「ALL MV COLLECTION2〜あの時の彼女たち〜」で楽しみましょう!

尚、編曲は”小室哲哉”さんと”Music Design”の共作となっています。

『ゆっくりと咲く花』



「★★★★」

こちらは、今回のベストアルバム「Time Flies」で初音源化となった曲ですね。

「乃木坂46 幻の2期生ライブ@Showroom」で披露されたのも懐かしい!

【乃木坂46】 「幻の2期生ライブ」@Showroom
http://burning.doorblog.jp/archives/54396039.html

『かき氷の片想い』、『ライブ神』、『スカウトマン』、『アナスターシャ』に続く、5曲目の二期生曲です。

「不遇」と言われ続け、現時点で2名になってしまった二期生ですが、その不名誉な称号を跳ね飛ばすだけの良い曲だと思います。

思い入れをプラスすると満点評価になっちゃいそうですが、メロディは及第点くらいかな?

メロディよりも歌詞のほうがグッときちゃう感じで、メロディ派の僕にとっては、少々残念な出来という印象です。

尚、作曲は”石川陽泉”さん、編曲は”野中“まさ”雄一”さんです。”石川陽泉”さんは初参加ですが、アイドル系の楽曲提供をされている方のようですね。

バラードなので仕方ないといえばそうなんですが、やや単調に感じちゃうところもあるので、「★」一つ減点しました。(バラードであれ、色々と変化はつけられますからね)

でもMV見ちゃうと涙腺にヤバいし、ライブでもシンプルな音作りで感動しちゃうんですけどね…。

『歳月の轍』



「★★★★」

卒業してしまった”生田絵梨花”さんのソロ曲ですね。

リードトラックの『最後のTight Hug』と比較しちゃうのは、可哀そうですが、クオリティ自体は悪くないと思います。

シンプルなピアノ独唱の構成から、後半にかけ、ストリングスを足していきながら、盛り上げていくのは王道ですが、彼女らしい楽曲に仕上がっていると思いますし、総合力の高い楽曲だと評価してます。

尚、作曲は”Akira Sunset”、”APAZZI”、編曲は”APAZZI”、”Akira Sunset”と”乃木坂46”にゆかりのある二人のクリエイターというのも良いじゃないですか。

確か、卒コン前にアルバムの音源を聴く余裕が全然なくて、ライブで初めて聴いたんだよな~。

最初の入り口のメロディで”X-Japan”の『Forever Love』?って思ったのも懐かしいな…。

MVが最新シングル収録の『価値あるもの』につながっているというのも粋だし、楽譜のバトンを”久保”が受け取めるというのもファンにはグッとくるよね。「You Tube」のレビュー欄に書いてあった「花の2001年組」って割と的を射ているかもね。まだまだ”乃木坂46”の未来は明るいですよ~。

『Actually...』のレビューで、改めて書きますが、『価値あるもの』は久々にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って、感じの”乃木坂46”らしい神曲だと思ってます。

『あなたからの卒業』



「★★★★」

卒業してしまった”新内眞衣”さんの初のソロ曲ですね。(卒業の記事、書いてなかったな~ゴメンね)

曲自体はシティポップ路線で、卒業曲、ソロ曲でありがちな、シンプルで、しみじみしたバラードではないのも好印象です。(”松村沙友里”さんもそうでしたね)

というか、この曲は完全に”ユーミン”を意識してるよね。(曲もアレンジも)

僕個人は本作を聴いていると『COBALT HOUR』あたりを思い出しちゃって、評価しにくいな~と感じる部分もあるんですが、サビは”乃木坂46”らしい、泣きのメロディが利いていて、うまく「ユーミンサウンド」を取り込んだなとニヤッとさせられますね。

作曲は”Tony23”さんで、「坂道シリーズ」は初参加ですね。過去の作品をチェックしてみると、Hip/Hop系のアーティストへの楽曲提供が多い感じですが、こういうタイプの曲も作られるんですね。アレンジは、おなじみの”野中“まさ”雄一”さんです。

「セント・フォース」に所属し、しっかりTV番組でも活躍していて、順調な旅立ちが出来ているのも良いですね。”深川麻衣”さんもそうですが、最年長の肩書を担って、長く頑張って活動してくれたメンバーが活躍していることは嬉しいね。

『Hard to say』

「★★★★」

参加メンバーは”飛鳥”、”樋口”、”星野みなみ”さん、”和田”、”北野日奈子”さん、”新内眞衣”さん、”絢音”、”山崎”、”理々杏”、”岩本”、”梅澤”、”久保”、”阪口”、”佐藤楓”、”中村”、”向井”、”吉田”、”金川”、”北川”、”黒見”、”佐藤璃”、”柴田”、”林”、”松尾”、”矢久保”、”弓木”となってます。(”飛鳥”がセンターかな?)

28th Singleアンダーメンバーに加え、過去にアンダー経験のあるメンバーを含む、編成となっているのが面白いですね。

その情報もあって、今回のベストアルバム収録曲では、一番期待していたんですが、蓋を開けてみると、ダンサブルなポップチューンで、今までのアンダー楽曲のイメージとはややズレがあり、個人的には違和感でした。

作曲は”tee tea”、編曲は”SHiNTA”となっていますが、”SHiNTA”はSONY所属のクリエーターですね。Twitterで見てたら、『滑走路』のギターソロを手掛けられているみたいですね。”tee tea”というのはどうやら”SHiNTA”も参加している音楽ユニットっぽいですが、詳細は分かりません。

曲自体は悪くないし、クオリティも高いと思いますが、『咄嗟』や『嫉妬』や『アンダー』あたりをイメージしていた、メロディ派の僕にとっては、微妙でした。

新曲は少なめですが、過去の表題曲、アルバムリードトラックも楽しめるので、”乃木坂46”に初めて触れる方には良いと思います。

『サヨナラの意味』、『きっかけ』といった”乃木坂46”らしい、最強の楽曲も聴けるしね。

でも、でも、カップリングやアルバム曲には、他にも恐ろしいほどの名曲が沢山あるので、色々と試してほしいですね。

乃木坂46 「名曲アルバム」
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1294269.html

最期に、特典映像の"10th Anniversary" Documentary Movie「10年の歩み」にも軽く触れておきますが、2時間30分という映画のようなVolumeに期待も大きくなってましたが、映画「悲しみの忘れ方」ほどの感動は味わえませんでしたね。

勿論、良い内容なので、ファンは必見かと思いますが、正直、2度、3度見るとなると重いボリュームでもありますね。10年の長い歴史を総括しているので、仕方ないとは思うんですが、それなら「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」のようにライブ映像を中心にしてくれたほうが良かったかな…。



10年の”乃木坂46”の歩みはCD3枚、Blu-ray1枚じゃ、収まりきる訳もないので、節目として、評価できるパッケージはなったのではないでしょうか?

これからの10年にも期待したいね。





Time flies (Complete Edition)
Sony Music Labels Inc.
2021-12-15

Time flies (New Song Edition)
Sony Music Labels Inc.
2021-12-15


Time flies
Sony Music Labels Inc.
2021-12-15



【乃木坂46】 全曲レビュー㊱~『君に叱られた』

君に𠮟られた

2021年はグループとして、3枚目となるシングルです。

デビュー年でもある2012年以来となる、年間4枚リリースは微妙なところでしょうか?

2018年の『シンクロニシティ』のリリース時に「20枚目か~すげえな」とか言ってた気がしますが、あっという間の28枚目ですよ。来年には30枚目のシングルが出ることになるんでしょうけど、しっかり積み上げて来てますね。(こうなると30枚目の節目は誰がセンターを務めるのか、気が早いですが、気になります)

ご存じの通り、本シングルの表題曲は、初センターとなる”賀喜遥香”が務めます。

なんだかんだで2021年は”山下”、”賀喜”と2名の初センターを輩出している訳で、アグレッシブな抜擢が行われていると思います。

尚、2019年の表題曲センターは一期生の”飛鳥”と四期生の”遠藤”、2020年はコロナの影響もあり、卒業した一期生の”白石麻衣”さんのみとなってますから、2021年のシングルは完全に世代交代を明確に打ち出してますよね。

尚、今回もType‐A~Dを購入、通常盤収録曲はダウンロードしました。生写真はいきなりの”高山”に驚きましたが、他は”北川”、”和田”、”樋口”と”北川”以外は全て一期生と・・・時代に逆行したような組み合わせになりました。面白いもんですね。

では全曲レビューいきましょう!

28th Single『君に𠮟られた』(2021年)

『君に叱られた』(表題曲)



「★★★★」

表題曲としては久しぶりのアイドルポップの王道路線で来たな!という印象です。

今秋は年末に向け、「坂道シリーズ」3グループ揃い踏みでシングルリリースが続きますが、割と強めのロック色の強い表題曲が並んでいる中、本作は逆に異質に見えます。

まあ、”賀喜”と言えば、ファンにとっても、世間的にも2000万回再生と、まずまずバズった四期生曲『I see...』の印象が強いでしょうから、そのイメージを踏襲した印象で、こちらも捻りがないなと思いました。



冒険することもなく、良い意味で王道を追求したように見える『君に𠮟られた』ですが、コチラの作曲は『I see...』と同じ”youth case”だったりします。

”youth case”と言えば、結婚報道で話題になっている”嵐”の『Love so sweet』、『One Love』でお馴染みですが、「坂道シリーズ」でもレギュラー作曲家となってきていますし、本シングルでは『他人のそら似』と2曲が採用されています。

<youth caseの坂道シリーズへの提供楽曲>

乃木坂46
『I see…』
『Out of the blue』
『Wilderness world』
『他人のそら似』

櫻坂46
『君と僕と洗濯物』

日向坂46
『好きということは…』

個人的に”youth case”については、キャッチーなポップソングを作る能力は認めるけど、僕の好きな哀メロを生み出すクリエーターではないなと思ってたんですが、”櫻坂46”の『君と僕と洗濯物』がメチャクチャ素晴らしくてねえ・・・。

『君に𠮟られた』もメロディは僕の琴線を刺激するまでは至らなかったかなという感じです。全然良い出来なんだけどね。

MVは前にも書いたけど、本シングルで卒業する”高山”を上手く使いながら、新センター”賀喜”を良い形でフューチャーしており、好感が持てる仕上がりです。新センター”山下”を起用した26thのMVに近い組み立て方をしているように見えます。良い出来だと思いますよ。

「★★★★★」まで、もう一歩という評価になりましたね。

『やさしいだけなら』(全タイプ収録)

「★★★★」

こちらは”生田”、”久保”、”賀喜”という、比較的歌の上手いメンバーによるユニット曲になっています。

こちらは、”岩崎宏美”さんの楽曲を彷彿させる昭和歌謡っぽい情念を感じる、泣きのメロディが利いたバラードになってます。

それこそハッピーエンドにならなそうなドラマや映画のエンディングテーマにピッタリのメロディ展開はまずまずの出来だと思いますが、アイドルが歌うには暗すぎるかも?

作曲を手掛けたのは「坂道シリーズ」初参加となる”平賀伸明”さんですね。アイドルへの楽曲提供が多い方でしょうか? 詳細は良く分かりませんが「ZAZA」という音楽事務所に所属されているクリエーターみたいです。

編曲はお馴染みの”野中“まさ”雄一”さんですね。相変わらず過不足のない、的確なアレンジだと思います。

こうやって聴くと「THE FIRST TAKE」のバージョンもそれぞれのメンバーの歌唱がストレートに楽しめて、全然悪くないんだけど、曲の持つ「情念」がやや薄まっちゃう印象なので、僕はオリジナルの方に軍配を上げたいと思います。



昔の「火曜サスペンス劇場」とかのエンディングテーマとか、凄いハマりそう。

『マシンガンレイン』(Type-A収録)



「★★★★」

28th Single アンダーメンバーによる楽曲で、センターは先日卒業発表した”蘭世”が務めています。

”蘭世”の卒業については、下記の名曲アルバムの記事で書いてますので、気になる方は読んでみてください。

【乃木坂46】 「名曲アルバム」㉚ 『滑走路』
http://burning.doorblog.jp/archives/56103273.html

聴き込みましたが、最初に聴いたときから、印象はあまり変わらないですね。歌謡ロックっぽいムードのある良曲で、メロディの質、高揚感も良いんだけど、「★★★★★」の満点評価まではないかな?

ライブでは絶対に盛り上がると思うけどね。

間奏及びラス前のメロディックなギターソロがお気に入りだったりするんですけどね。

作・編曲は『キャラバンは眠らない』以来の楽曲提供となる”CottON”ですね。

曲にはそんなに関係ないですが、アンダーに四期生が投入されたことにより、一気に豪華な感じになったのは大きいんじゃないですかね。MVは曲以上に評価してます。前作アンダーセンターの”山崎”は勿論、”柴田”、”中村”の頑張りも素晴らしいし、次作以降の選抜入りにも期待ですが、やっぱり主役の”蘭世”にトドメを刺す感じでしょうかね?

「アンダーライブ」は平日3日間開催ですが、”蘭世”の卒業に加え、四期生投入効果もあり、完売必至でしょうね。

僕は仕事でスケジュールNGなので、配信で楽しませてもらう予定です。

『もしも心が透明なら』(Type-B収録)



「美脚選抜」などと言われている”梅澤”、”中村”、”早川”、”松尾”という組み合わせのユニット曲です。新四期生の”松尾”がいきなりユニット曲に抜擢されたのは意外でしたが、次は選抜入り濃厚というフラグでしょうか?

曲自体は”Perfume”を思い起こさせるテクノポップ風味があって、複雑でクセの強いメロディ展開が印象的ですね。それでいてコーラスの入れ方はかなり工夫されていて、非常に興味深いですね。

アレンジはデジタル加工がしっかり施された重厚感のある音で非常に良いですが、彼女たちの声自体はエフェクトを掛け過ぎたりもしてないし、割と聴きやすく仕上がっているのもポイントです。

メロディ派の僕にとっては、本シングルでは一番のお気に入りです。

作曲・編曲は僕が大好きな”山本加津彦”さんですね。

”乃木坂46”への楽曲提供は『せっかちなかたつむり』、『ショパンの嘘つき』以来ですね。「坂道シリーズ」では”欅坂46”のアルバム曲『ゼンマイ仕掛けの夢』や”けやき坂46”の人気曲『線香花火が消えるまで』も彼の作品です。

共編曲で初参加の”千葉"naotyu-"直樹”さんは”山本加津彦”さんと同じ「ソニー・ミュージックパブリッシング」に所属されているクリエーターみたいですね。

メンバーのセクシーな表情や美脚を惜しげもなく、魅せるMVも新たなグループの魅力を与えていて、冒険しているのも加点評価できますね。

限りなく「★★★★★」の満点評価に近い感じです。”山本加津彦”さんの曲はホントに聴くごとにクセになっちゃうので、要注意(笑)です。

ライブでどんなパフォーマンスになるのかも楽しみですね。好き!

しかし、「美脚選抜」にもはや”新内”は入らないのね。地団駄踏んでそう(笑)

『私の色』(Type-C収録)



「★★★★」

本シングルでの卒業を発表している”高山一実”の初のソロですね。

卒業ソングに相応しいバラードですね。

淡々と進行するメロディ展開が、”かずみん”らしい気もするし、逆に悲しみを増幅させますし、シンプルな作りにも好感が持てます。

作・編曲は「坂道シリーズ」初参加の”YSU”という方みたいで、詳細は不明です。

MVを見ちゃうと様々な”かずみん”の記憶が蘇ってきて、グッときちゃうので曲単体としての評価は凄く難しくなっちゃうけど、曲自体はピュアモルトのように長年寝かせても味わい深くなる、エバーグリーンの魅力を感じるので、聴くごとにジワジワ良くなるんじゃないかな?

名曲『泣いたっていいじゃないか?』が唯一のセンターで、今回が初のソロと、グループでは気遣いの人で、決して主役ではなかったかもしれないけど、グループにとっては重要な「色」だったんじゃないかな、その意味でもこの歌詞は凄いっすね。

しかし、こういう卒業ソングが増え続けるのも歴史の積み重ねとしては良いんじゃないかな?

MVは反則的に泣かせにくるけど、伝説の走り高跳びのシーンとか入れてくれるのには参りました。

こちらも「★★★★★」の満点評価までもう一息って、感じでしたね。惜しい!

『泥だらけ』(Type-D収録)



「★★★★」

”伊藤純奈”さん、”中田花奈”さんの卒業に伴い、メンバーチェンジをしての新生「乃木團」による楽曲ですね。

Vo:久保、山下※
Guitar:遠藤※
Bass:筒井※
Drums:飛鳥
Keyboard:和田
(※は新メンバー)

気が付けば「乃木團」のオリメンはもはや”飛鳥”のみとなってたんですね。

卒業ラッシュとはいえ、こうやってユニットが復活してくれるのは嬉しいし、ライブでもアクセントがつけられるし、良いんじゃないでしょうか?

しかも「乃木團」としては、2nd Album「それぞれの椅子」収録の『失恋したら、顔を洗え!』以来となる2曲目のオリジナル曲ですからね、胸アツですね。

最初に聴いたときは音の軽さに残念な感じがしたんですが、聴き込むにつれ、好きになってきました。

『失恋したら、顔を洗え!』も”JUN SKY WALKER(S)”を彷彿とさせる青春ロックと評価しましたが、路線的には特に変わってないですね。

かき鳴らすギターカッティング(軽く速弾きも入って、ライブでの再現は厳しそうな気も・・・)、冒頭の「Never Give In」や途中の「OI OI OI」という、いかにもの掛け声もあって、よりパンク色が強まった感じでしょうか?

作・編曲は『マシンガンレイン』と同様に”CottON”ですね。

これはマジで悩んだけど、「★★★★」にしておきます。ライブで跳ねるのも間違いないし、”飛鳥”と”山下”の軽いストーリーを前後に入れたライブ感のあるMVも好みです。そういや「乃木團」としては初MVでしたね。良いね!

『他人のそら似』(通常盤収録)

「★★★★」

結成10周年記念ソングということで、「真夏の全国ツアー2021」の10周年記念公演で披露された楽曲ですね。

福岡公演(僕は配信ですが)で2回聴いて悪くない印象でしたけど、改めて聴き込むとキャッチーで分かりやすい典型的なアイドルソングだなという印象で『君に叱られた』と同系統にある楽曲というイメージです。

本楽曲については、非常に珍しいんですが、全メンバーによる楽曲となっていることにも触れておきたいですね。コレ下手すると、3rd Album「生まれてから初めて見た夢」収録の『設定温度』以来じゃないかな?(というか全メンバー参加の楽曲はあと『乃木坂の詩』しかないんじゃないかな?)

ライブでも観てるので、過去の全シングルの表題曲のフリを入れたパフォーマンスが印象的ではありますが、曲自体も王道のアイドルポップでコールも決められそうで、ノリの良さもあって良いと思いますが、まずまずの出来ではないでしょうか?

こちらの楽曲の作・編曲は表題曲『君に𠮟られた』と同じく、”youth case”が手掛けています。

全員での楽曲ということで、今後もいろんな場面で歌われるのかもしれませんね。

では、特典映像についても見ておきましょう。

まずはType-Aの特典映像「Documentary of Ranze Terada ~寺田蘭世から皆さまへ~」です。



いきなりの伝説の武道館でのスピーチからスタートですね(しかもノーカット)。僕は現地参戦してたので、その時の記憶が蘇ってさらにグッと来ちゃいますね。

その後は3部構成のロングインタビューに続きます。1部はオーディション応募のきっかけからオーディション時の映像がタップリ観れます。プリンシパルのお披露目の時の「らんらん」・・・懐かしい!

2部は”堀”のセンター抜擢と研究生時代の心境についてのインタビューです。感動的だった「3rd Year Birthday Live」での正規メンバー昇格の場面やアンダーライブ前の円陣なども出てきます。やっぱり”蘭世”の言葉は強い意志がこもってて、重いですね。

3部はアンダーライブとあのスピーチに関する内容です。同期メンバーからも語られる「ウソのない人」、「信念」、「正義」という言葉に凄く納得しちゃいました。

4部は初の選抜入り、その後の選抜とアンダーの狭間で苦悩する部分についてです。選抜入りした『インフルエンサー』でのレコ大受賞、「さゆりんご軍団」の話も出てきますが、僕らが思っている以上に全然ポジティブで驚かされます。

「選ばれた場所」、「良い経験」・・・最後のアンダーセンターから、四期生は学ぶことが一杯あるんじゃないかな? 5部はファンの皆様へのメッセージです。いやー、つくづく惜しいです・・・。

続いて、Type-Bですが、「Documentary of Momoko Ozono ~1行を足すとしたら~」です。



推しだったので、冷静に見れるかどうか不安でしたが、27thで卒業しちゃったんだな、もう28thだな、早いな・・・なんて呑気に観てたんですけど、プリンシパルの稽古の大泣きの映像で号泣しちゃいました。

なんか自分事じゃないような、淡々としたインタビューも「らしいな」と思いましたけど、卒業コンサートでの”飛鳥”の言葉だったり、”遠藤”や”筒井”との絡みも含め、伏線回収がある程度出来たのは良かったと思います。

しあわせになって欲しいね。しかしアパレルブランド立ち上げとは驚いちゃいましたね!

そして、Type-Cは「Documentary of Kazumi Takayama ~卒業したあとも~」です。



こちらもそこまで感傷的な作りではなく、いつもの”かずみん”が見られますね。

まあ、でも色んなメンバー(特に一期生)の心のよりどころになっている、気遣いの人だったんだろうね。卒業後の話も聴けますが、笑っちゃいましたね。

いやー、やっぱり卒業は悲しいね。

最後のType-Dは「Making of 28th Single」です。



こちらは28th SingleのMVのメイキング映像になっています。

まず『君に𠮟られた』では映画祭が舞台となっていますが、昨年の受賞者が”山下”という設定で、自分で決めた設定を貫いてインタビューに答える”山下”に笑わせてもらいます。”久保”にダル絡みする”生田”も見れます。尚、”生田”、”樋口”、”久保”で「だんご三兄弟」らしいです。細かな設定がいろいろあってもあんまり認識してなかったな~。

『マシンガンレイン』では”蘭世”のことを語る”中村”、”柴田”が見れますし、『私の色』の感動的なリップシンクの撮影シーン、『もしも心が透明なら』での”梅澤”と”中村”がペットボトルの水を被るシーンの裏側、『泥だらけ』のMVを振り返る時の”久保”、”遠藤”、”筒井”のインタビューで何でも笑い転げる”遠藤”あたりは必見かな?

最後に総括です。

相変わらずの卒業ラッシュで、23th Single『Sing Out!』からずっと続いていた期生曲の収録がなくなっちゃいましたね。それに伴ってか、四期生のアンダーメンバー投入もトピックですね。

さて、今回のシングルについては、聴き込んだ結果、全曲「★★★★」評価になってしまいました。

過去の楽曲との比較もあって、採点基準が厳しくなっているのが要因かもしれませんが、飛び抜けた楽曲はないが、長く楽しめそうな良曲が詰まっている、出来の良い、バランスの取れたシングルになっていると僕は評価しています。

実験的で新機軸とも言える『もしも心が透明なら』を除けば、割とコンサバティブなポップソングが並んだのも、今回の評価に影響しているかもしれませんね。

『もしも心が透明なら』、『泥だらけ』、『君に𠮟られた』とか、凄いヘビロテしているんですけどね。一般的な音楽ファンにも全然オススメできるクオリティですけどね。

しかし今回のシングルは”youth case”と”CottONが2曲ずつとソングライターも少しずつ変化させているのが面白いね。王道アイドルポップを敢えて避けてきた”乃木坂46”ですが、三期生・四期生時代に入り、敢えてこの路線で来たのが、興味深いです。(”櫻坂46”、”日向坂46”の最新シングル表題曲が割とロック色の強い攻めた楽曲になっているだけにね)

いずれにせよ、ライブで聴いてみたい曲が多いので、楽しみですね。さあ、また聴こう!

P.S.ファンの方には「Documentary」映像は超オススメですね。特に”蘭世”のが良いね。











君に叱られた (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2021-09-15


【乃木坂46】 全曲レビュー㉟~『ごめんねFingers crossed』

ごめんねFingers crossed

前作から約半年ぶり、まずまず順調なリリースペースとなった”乃木坂46”の27th Singleですね。

センターは二度目となる”遠藤さくら”です。

”乃木坂46”は数多くのセンターを輩出しているグループですが、実は、センターを複数回務めているメンバーは意外に少ないのも特徴です。尚、現時点でセンター1回のみのメンバーは歴代7名となっています、尚、現役のメンバーでは”生田”、”大園”、”与田”、”山下”のみです。(”大園”と”与田”はWセンター)

<センター回数ランキング>

”西野七瀬”  7回
”生駒里奈”  6回
”白石麻衣”  5回
”齋藤飛鳥”  4回
”遠藤さくら”   2回

グループで最多の7回のセンターを務めた”西野七瀬”さんは、グループカラーにピタリとハマるエースでした。その後継者として、運営が”遠藤”を選んでいるのは、至極妥当に感じます。

実際に卒業センター曲『帰り道は遠回りしたくなる』のセンターをバスラでも務めてますね。

でも”遠藤さくら”は”西野七瀬”さんの代替ではありませんし、「後継者だから推す」なんていうファンも皆無でしょう。従って、過去の歴代の複数センターを務めたメンバーのように、オリジナルの魅力を育んでいく必要があります。

年齢も19歳、万人受けする正統的な美人で、スタイルも抜群です。先日の「乃木坂工事中」で”設楽”さんに突っ込まれて、泣いちゃうような、引っ込み思案で守りたくなるような性格も「らしい」ですよね。(個人的には好きですが、逆に減点が少なすぎるのがウィークポイントかも・・・)

とはいえ、2回目のセンターです。24thと違う、どんな姿を魅せてくれるのか、また世代交代が進む中、どんなメンバーが魅力を開花させ、次のステップへ成長するのかは、本シングルを分析する上でのポイントになると思います。

尚、今回もType‐A~Dを購入、通常盤収録曲はダウンロードしました。生写真は”北川”、”吉田”、”蘭世”、”田村”でした。

では全曲レビューいきましょう!

27th Single『ごめんねFingers crossed』(2021年)

『ごめんねFingers crossed』(表題曲)



「★★★★」

メンバーは勿論、27th 選抜メンバーでセンターは”遠藤さくら”です。

最初に聴いたときは、26th Single収録の『Wilderness world』のようなデジタルポップ路線の曲に聴こえ、「あ、このタイプね・・・」とちょっとガッカリしていた自分がいました。

加えて、全体的に何とも言えない「オシャレ感」が支配しているんですよね、この曲。

”西野七瀬”さんの2度目のセンター曲となった『夏のFree &Easy』のMVの記憶が蘇ってきたんですよね。8th『気づいたら片想い』で儚さ、せつなさ全開で初センターを務め、連続センターを務めた9thでは、当時、日本初上陸だったファッションブランド「Bershka」渋谷店で、避けてきたアイドルっぽさ満点のMVを敢えて出してきましたが、あの戦略と酷似してません?

MVは特にそうなんですが、「車」を上手く使いながら、カッコいい女性を表現してますね。完全に女性ファンをターゲットにした作りに見えます。利用しているのはアメ車やスポーツカーが主体ですが、ここまでやるなら、国産自動車メーカーのCMタイアップとかでやったほうが経済効果が生まれた気もしますけどね。

曲のタイプ的には表題曲では『インフルエンサー』が一番近いかな? でもグループとしては新機軸と言って良いタイプの楽曲でしょうし、スピード感もあって、聴くごとにメロディの良さが理解出来てきました。ヘビロテして更に魅力が増す感じというんでしょうか? スルメ的な魅力があるかもです。

世間では”YOAOBI”っぽいって、言われているようですが、デジタルポップの作りとしては似ていると思いますが、そこまで似てるとは個人的には思いませんけどね。

作曲は「坂道シリーズ」にゆかりの深い”杉山勝彦”さんと”APAZZI”さんの共作で、編曲も”APAZZI”さんです。

この二人が融合すると、こんな楽曲が生まれるんだなと改めて感心しました。普段の二人の個性がそんなに出てない気がしますが、独特の楽曲に仕上がっていると思います。

グループの新たな時代を切り開く楽曲と言えると思いますが、「★」は4つまでとさせて頂きました。

歌番組で裏センターの”松村”とシンクロする場面とか、良い感じでシンメを組んだメンバーの見せ方等、「★★★★★」にしようかなと最後まで迷いましたけどね・・・。ライブで聴けばまた評価は変わるかもしれませんね。

MVは、清楚系、おしとやかなイメージのある”乃木坂46”にとっての新たなチャレンジということで高評価してます。

しかし、このメンツを率いてもラスボス感が出せる”遠藤さくら”は凄いな~。

『全部 夢のまま』(全タイプ収録)



「★★★★」

メンバーは26th Single『僕は僕を好きになる』の選抜メンバー(卒業した”堀未央奈”さん除く)ですので、26th Single時点でレコーディングしていて、不採用となった曲なのかもしれませんね。

またセンターは”与田”で、単独センターは初ですね。

曲自体は王道のアイドルポップですね。アレンジは敢えてやっているんでしょうけど、80年代あたりのド定番パターンで、聴いていて、非常に安心感があります。コード進行等はスタンダードポップスのサンプリングっぽい感じもするんですが、どの曲だったか思い出せない・・・。

音自体は品質も高いし、ストリングスやホーンを上手く使っているんだけどね。面白いですね。

作曲は”you-me”となってますが、”成瀬英樹”さんですね。以前にレビューを書いた”AKB48”の名曲『BINGO!』で僕は認識したクリエーターです。



【名曲】 AKB48 『BINGO!』
http://burning.doorblog.jp/archives/44087736.html

アレンジは”佐々木裕”さんで「坂道シリーズ」ではお馴染みですね。

こちらも「★」一つ追加するか悩みましたね。良い出来のポップソングだと思います。

MVはヨーロッパ風のレストラン? でもバックのほうは衣装が一杯掛かってたり、ダンスホールっぽかったり、不思議な空間ですね。

個人的には、”みなみ”と”あやめ”のシンメが強烈でセンターの”与田”のインパクトより強かったかな~。

暗めの映像の中で輝く女の子たちを楽しめますね。

『大人たちには指示されない』(Type-A収録)

「★★★★」

8曲目となる三期生曲ですね。センターは”岩本”が務めています。なんだかんだで”岩本”は前作カップリングの『明日がある理由』に引き続いての連続センターとなりますね。

この曲自体は「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜3期生ライブ〜」で聴いたときから、”乃木坂46”らしからぬ、ハード目の曲だなと思ったくらいで、そんなに印象は良くなかったんですけどね。

【乃木坂46】 「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜3期生ライブ〜」
http://burning.doorblog.jp/archives/55734802.html

三期生曲で言うと『僕の衝動』が一番雰囲気は近いですかね~。メッセージ性もある、シリアスタッチのロックチューンですが、どちらかと言うと”欅坂46”時代のストックだったような印象です。

スピード感もまずまずで、メロディ展開も、サビというか、キメの部分が若干弱く感じちゃうかな~。悪くないんですけどね。

尚、作・編曲は”BASEMINT”ですね。『ゴルゴンゾーラ』以来の楽曲提供ですね。”欅坂46”の幻のシングル表題曲『10月のプールに飛び込んだ』もそうですね。日韓アイドルグループ混成ユニット”IZ4648”の『必然性』で僕も知りましたけどね。

悪くないけど、こういうハード目の曲を取り上げるなら、個人的にはサウンド面で、もうちょっと緊張感、刺激が欲しいところでしたね。

尚、残念ながら、MVはありません。

『ざぶんざざぶん』(Type-B収録)



「★★★★★」

”与田”と”筒井”によるユニット曲ですね。前作収録の『友情ピアス』は”大園”と”遠藤”による楽曲でしたが、シリーズ化されるんでしょうか?(次は”山下”と”賀喜”?)

これがねえ。ふざけたタイトルなんですけど、良い曲なんだよね。(”秋元康”さんプロデュースのふざけたタイトル=神曲が多かったりしますね)

かなりピッチも早くて、スピード感のあるアイドルポップですけど、「ざぶーん」、「ざぶん」、「ざ、ぶん ざざぶ~ん」のコーラスを上手く取り入れ、ユーモラスな味付けをしているのも好印象ですけど、センス良いね。

この手の曲は普通はシリアスタッチでカッコいい系のアレンジにしちゃいそうですけどね。いやいや、たいしたもんですよ。

作曲は”NOVECHIKA、TETTA”となっていますね。”TETTA”は「坂道シリーズ」ではお馴染みですけど、『Sing Out!』、”欅坂46”の『アンビバレント』、”日向坂46”の『アザトカワイイ』でもクレジットがありますけど、”NOVECHIKA”(女性)も同様に「ホバーボード」所属のクリエーターみたいですね。

アレンジは”野中“まさ”雄一”さんですけど、このコーラスの入れ方なんかは凄いですね。

MVはセーラー服姿の”与田”と”筒井”を等身大っぽい感じのシチュエーションで楽しませてくれます。ここでもやっぱり”あやめ”ちゃんに目がいっちゃうな~。(尚、推しではありません)

『さ〜ゆ〜Ready?』(Type-C収録)



「★★★★」

卒業を発表した”松村沙友里”の初のソロ曲ですね。

「卒業曲=泣けるバラード」の今までの流れをぶっ壊してくれる、明るいポップソングです。”さゆりん”らしいよね~。でも歌詞は等身大の卒業へのメッセージが詰まっていて、逆にグッと来ちゃう!

メロディ展開が美味しいし、ドゥワップっぽいコーラスも一昔前の歌謡曲を思い出す感じで、懐かしくて、お気に入りですね。

作曲、編曲はいずれも”Masayoshi Kawabata”ですね。『流星ディスコティック』以来の楽曲提供ですね。尚、”欅坂46”の『大人は信じてくれない』も彼の作品ですね。

僕は”さゆりん”の声が好きなんだよね~。

『白米様』のようなポップチューンも勿論ですが、Wセンターの一角を務めた『ひと夏の長さより…』も良いよね。アイドル声のメンバーって、「坂道シリーズ」は圧倒的に少ないので、貴重な存在なんだけどね。

改めて、聴くと卒業が悲しくなってきました。

「さゆりんご軍団」のライブは日程NGなので、参戦できないのが辛い・・・。久々に”琴子”見たかったのにな~。卒コンは配信があるのでありがたいね。

MVも彼女の魅力が詰まった、「らしい」出来です。

歳を取っても綺麗で可愛いのは反則気味。卒業は勿体ないね。

「御三家」もこれで全員卒業か~。名曲『急斜面』は全くの新メンバーでやって欲しいな。

『錆びたコンパス』(Type-D収録)



「★★★★」

こちらは27th Singleのアンダーメンバーによる楽曲ですね。

テレビにラジオで活躍している、二期生の”山崎”が初のセンターを務めています。次は選抜入りさせて上げて欲しいな!

「アンダーライブ2021」は仕事の都合で、参戦できなかったので、MVで初めて聴きましたが、悪くないですが、こちらも”乃木坂46”ぽさは感じませんね。

曲自体はミドルテンポのロックテイストを感じる曲になっています。

サビの「Hey!」とか、ファンとシンガロングできる、王道パターンの楽曲とも言えるんじゃないでしょうか?

この手の曲は音源で聴くよりも、ライブのほうが圧倒的に良くなりそう。

作曲と編曲はいずれも”中村泰輔”さんです。

なんと今年、音楽プロデューサーの”いしわたり淳治”さん、”日向坂46”のメインコンポーザーとなっている”野村陽一郎”さんと音楽ユニット”THE BLACKBAND”を組まれ、Vocalistとしても活動されています。『ジッパー』は割と好きです。





”中村泰輔”さんは『僕のこと、知ってる?』、『アナスターシャ』、『口ほどにもないKISS』に続いての採用ですが、最近はレギュラー作曲家になりつつありますね。

「坂道シリーズ」では”欅坂46”の『渋谷川』、『一行だけのエアメール』、『バレエと少年』。”櫻坂46”の『Buddies』、『Microscope』も楽曲提供されています。

MVはメンバーの『Joyfull Love』?と思うような、カラフルな衣装に最初は驚きましたが、静止画を上手く使いながら、良い表情が写っていると思います。”みり愛”と”純奈”を見るだけで泣いちゃう。

『猫舌カモミールティー』(通常盤収録)

「★★★★」

通算6曲目となる四期生曲ですね。センターは”田村”が務めています。

「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜4期生ライブ〜」で初めて聴いたんですけど、『I see...』、『Out of the blue』の路線から替えたのに驚きましたね。

【乃木坂46】 「9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜4期生ライブ〜」
http://burning.doorblog.jp/archives/55732604.html

曲自体は明るくなりきれない、哀メロを持つポップソングで、好きな路線ではあるんですが、「★★★★★」の満点評価まではいかないかな~。

悪くないけど、メロディの扇情力がもうちょっと欲しいかな~。

尚、作・編曲の”Shinobu Suzuki”さんについては、ネットで調べても何も出てこなかったので、良く分かりませんが、激戦のコンペを勝ち上がる楽曲を作られた方ですので、注目ですね。

前作、前々作では、四期生単独で歌番組出てたけど、今回はどうでしょうか?

キャプテンっぽい立ち位置で最年長の”田村”センターは納得ですが、過去の四期生曲に比べると落ちちゃうかな~。

なんだかんだで初めて四期生曲で「★★★★★」評価となりませんでした・・・。

特典映像は個人PVです。全員の個人PVは、17th Single『インフルエンサー』以来のようですね。(初期は毎回コレでしたけどね)

Type-Aは可愛さ爆発の「星野みなみ」がヤバイ仕上がりですね。これ、永久保存版かもね。「梅澤美波」で使われているオリジナル楽曲の歌詞が完全に「梅マヨ」にしか聴こえないのはワザとだよね。「遠藤さくら」も悪くないけど、もう一ひねり欲しかったかな。

Type-Bは力作揃いですね。親友とのデートで素が楽しめる「樋口日奈」、法則を上手くモチーフにした「佐藤璃果」も好き。「アンガーマネジメント」の学習用VTRとしても出来の良い「弓木奈於」、使用楽曲が割と好みだった「田村真佑」も悪くないね。ダンスで魅せる「渡辺みり愛」は短いけど、感動的だし、飯テロ気味の「高山一実」も良いね。

でもやっぱり「与田祐希」の”YOASOBI”をオマージュした”ヨダユキ”が最高!

Type-Cyだと「齋藤飛鳥」が一番かな? ”頃安”監督は付き合いも長いだけに上手いよね~。コミカルでそれでいて、しんみりさせられる素晴らしい作品だと思います。

過去の名言(迷言?)を詰め込んだ、ザ・集大成的な「松村沙友理」もニヤニヤさせられっぱなしでした。急にアニメになる「真のさゆりんごパンチ」は必見。愛情がこもった作りが良いね。

意外なエンディングを迎える「北野日奈子」の密着ドキュメンタリーも面白いですよ。

Type-Dは「伊藤純奈」ですね。圧巻の演技力にドキッとさせられます。”久保”も”山下”も上手いけど、これは”純奈”の圧勝かな?

最後に総括です。

楽曲自体は新機軸の曲に、今までに近い路線の楽曲とバラエティもあり、クオリティは相変わらず高いと思いますが、思いのほか、評価が伸びきれなかった印象です。

まあ、求めている基準が高すぎるのかもしれませんけどね。(『路面電車の街』、『サヨナラ Stay with me』クラスの年1クラスの神曲を基準で考えると厳しくなっちゃいます・・・)

なんだかんだでカップリングでは初センターを3名(”山崎”、”田村”、”与田”の単独初を含む)輩出しており、冒険(実験?)はしているのは注目ですね。

”遠藤”の二度目となる表題曲センターに焦点が当たる一方、『逃げ水』以来、センターから遠ざかっていた”与田”がカップリングセンターに、ユニット曲抜擢と、フューチャーされていたり、”岩本”が二度目の三期生曲センター、前作のカップリングからの連続センターとなった、あたりがポイントでしょうか?

個人的には、MV、先日のライブを見て”筒井あやめ”の存在感の大きさが目立ちました。(”星野みなみ”もそうかな?)

新たな魅力を発揮してくれるメンバーが出てくるのは、グループとしては好循環ですので、大歓迎でしょう。主力はあくまで三期生、四期生ですから、”遠藤”、”与田”、”筒井”、”岩本”あたりは今後のセンター争いに入ってきそうですね。(”星野”も一度くらいセンターで使っても良いと思うけどね)

勿論、二度目のフロントとなった”賀喜”もいるし、連続選抜となった”清宮”、”田村”もいるし、前作センターの”山下”、フロントの”梅澤”、”久保”もいますし、”桃子””も黙ってないでしょう。今後もセンター、選抜争いは熾烈になるのは間違いないので、ファンには痺れる展開が今後も待っているでしょう。(そろそろ新たなオーディションを考えても良いタイミングでもありますけどね)

本シングルは合わせて、二つ、別の側面も押さえておくあります。

・”松村沙友里”の卒業シングルであること
・2年ぶりの「真夏の全国ツアー」の座長を”遠藤さくら”が本シングルで務めること

「御三家」が全員卒業となるのは前述の通りですが、やっぱり寂しいね。

卒業に向け、表題曲は裏センター、初のソロ曲に、軍団ライブに、卒コンと過去の貢献を十二分に考慮した、はなむけの形になっていると思います。(軍団ライブはマジで見たかったけど、スケジュール的に無理だし、配信ないので、残念)

よくよく考えるとコロナ前の「真夏の全国ツアー2019」は『Sing Out!』リリース後に開催され、”飛鳥”が座長を務めて、『夜明けまで強がらなくていい』がリリースされ、初披露もあったんだよね~。(神宮最終日はキャプテン交代もあったね、メチャクチャ昔に感じる)

”飛鳥”は勿論、卒業したレジェンドメンバーを上回る輝きを放つメンバーがいるか、今から楽しみです。(取り急ぎですが、福岡公演二日間は先行予約済み)

いずれにせよ、「真夏の全国ツアー2021」は7月14日から大阪でスタートしていきますが、『ごめんねFingers crossed』がどんな形でファンの心をつかむのかを確認していきたいですね。

ドームも行きたいけど、仕事が・・・辛すぎる・・・。

【乃木坂46】 全曲レビュー㉞~『僕は僕を好きになる』

”乃木坂46”の全曲レビューシリーズの第34弾です。

2021年の”乃木坂46”のスタートを飾るシングルですね。(パチパチ)

2020年はコロナ禍でエンタメ自体が苦境に立たされ、イベント規制が敷かれ、十分な活動が仕切れない中でも、ファンを楽しませる施策をWeb中心に色々と繰り広げてくれて感謝しています。

個人的に特に印象的だったのは、2020年の「My Best Selection」でBest Tunesに選出した『世界中の隣人よ』ですね。



マジで昨年の緊急事態宣言中は毎日観てたもんな~。禁じ手とも言えるOG登場にもワクワクさせられたしね。

そして、アサヒビールのCMではその続編のような共演にグッと来たな~。



2020年のグループとしての、世間一般での最大のトピックスは長年エースポジションでグループの顔として活躍した”白石麻衣”さんの卒業であることは間違いないでしょう。

「au」に「SUUMO」にCM出まくっている”西野七瀬”さんの活躍も喜びつつ、最強ツートップに感傷的になったりはするんですけど、いやいや、まだまだ現在の”乃木坂46”にも期待しかありませんよ!

”堀”は卒業発表しちゃいましたが、現エース”飛鳥”は健在ですし、”生ちゃん”も”みなみ”も二期生も健在だし、三期生、四期生も順調に成長しているし、まだまだ層の厚さは変わらないと思ってます。

そんなグループの2021年のスタートを切るシングルは18th Single以来となる、久々の三期生センター、しかも初の単独センターとなった”山下美月”を軸にした新体制ですので、新たな坂を上って欲しいと願ってます。

24thは四期生フロント、26thは三期生フロントと、順序こそ逆になったような気もしますが、センターの”山下”は勿論、”梅澤”、”久保”にとっても、世間認知を高める大チャンスでもありますので、層の厚さを更に強靭にしていって欲しいなと思います。

今回もType-A~Dを購入し、通常盤収録曲はダウンロードしました。

特典の生写真は”筒井”、”山崎”、”山下”、”遠藤”でした。

26th Single『僕は僕を好きになる』(2021年)

僕は僕を好きになる

『僕は僕を好きになる』(表題曲)



「★★★★★」

MV公開時にコメントもしてますね。

【乃木坂46】 26th Single『僕は僕を好きになる』MV公開!
http://burning.doorblog.jp/archives/55379079.html

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『僕は僕を好きになる』は曲自体も良いよね~。

最初、歌番組で聴いたときには、「”杉山勝彦”さんの作品にしてはメロディ弱くない?」って思ったんだけど、完全にスルメ曲で聴くごとに良くなるな~。

まあ、それでもメロディ自体の良さとなると過去の”乃木坂46”への提供作品と比べちゃうと弱いかもしれませんね。
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上記の記事はMVの評価が中心でしたが、昨年末からたびたび音楽番組でも披露され、MVで聴いたり、改めて音源でもしっかり聴き直しましたが、良い曲です。

聴くごとにメロディの良さが伝わってくるんですけど、どうもツカミが良くないのが個人的にはどう評価すべきか、悩みましたが、逆にエバーグリーンに楽しめる名曲になると思い、「★★★★★」の満点評価とさせてもらいました。

作曲は過去の”乃木坂46”の名曲を数多く生み出してきてくれた”杉山勝彦”さんで、アレンジは”石原剛志”さんとの共作となっています。

シンプルなピアノでスタートするイントロも良いし、メロディ展開もお見事ですね。数年後に代表曲と言われるようになってたら良いなと思ってます。

MVも予定調和を裏切りつつ、素晴らしい出来だと思います。アニメ版も良い出来だね。

尚、「はるやま商事」のCMソングにも起用されています。

新たな時代を切り開くというほどの衝撃はないけど、クオリティの高さに安心させられる楽曲ですね。

『明日がある理由』(全タイプ収録)

「★★★★」

配信シングル『Route 246』の選抜メンバーによる楽曲でセンターは”岩本”ですね。(選抜でのセンターが”岩本”というのは凄いね、良い経験になるんじゃないかな)

「第40回 全国高等学校クイズ選手権」のテーマソングとして、初披露されたのが懐かしいですね。

ちなみに「全国高等学校クイズ選手権」のテーマソング起用はこれで5年連続となっています。『僕だけの光』はライブでもそこそこ重要な曲になっているし、”高山”唯一のセンター曲『泣いたっていいじゃないか?』もメロディアスで何度聞いてもグッと来るよね。

36回『僕だけの光』
37回『泣いたっていいじゃないか?』
38回『あんなに好きだったのに…』
39回『僕の思い込み』

話が脱線しちゃいましたが、”乃木坂46”らしい、ミドルテンポの哀愁度の高いメロディが舞う、非常に出来の良い曲だと思います。ちょっとサビのコーラスの入れ方が印象的ですかね? ブリッジ等、もう少し盛り上がる展開だったら、「★★★★★」の満点評価になったかもな~。

作曲、編曲は共に”YU-JIN”さんですね。

”秋元康”さんとワーナーが手掛けているガールズロックバンド”ザ・コインロッカーズ”に楽曲提供されているくらいしか情報がありませんが、歌も歌われるようで、Twitterでは『炎』の歌唱も聴けました。上手いし、肩肘張らない感じの歌唱が割と好みです。(コーラスも自分で重ねてるんだろうね)

https://twitter.com/yu_jin_ks

MVがないのが残念な出来だと思います。

『Wilderness world』(Type-A収録)



「★★★★」

26th Single選抜メンバーによる楽曲でセンターは”飛鳥”が務めています。

本作は「荒野行動」のコラボレーションソングとなっていますね。(タイアップ3曲というのは流石ですね)

曲は哀メロが効いたダンスチューンですが、アレンジが良いのかな? かなり良い感じでノレる曲だと思いますね。個人的にはそこまで好みのタイプの曲ではないんですけど、聴くごとに良い曲だなと思うようになりました。

作曲は”嵐の『Love So Sweet』、『Step and Go』、『ふるさと』等の楽曲提供が有名で、昨年は『I see…』がバズった”youth case”ですね。本作では『Out of the blue』も彼の提供曲ですが、大活躍ですね。

尚、アレンジにはドラマーで様々なアーティストのサポートも務めている”城戸紘志”さんも参加されていますね。

評価は悩みましたけど、「★★★★」にしておきます。

MVは流石のビジュアル集団という感じで圧倒されますね。「荒野行動」の世界観のハード目の衣装も良いけど、私服っぽいのも映えるね! ”飛鳥”センターというのも決まっていて、表題曲よりも表題曲っぽい雰囲気あるね~。

『口ほどにもないKISS』(Type-B収録)



「★★★★」

24th Single以来のアンダー楽曲ですね。センターは”阪口”が務めています。

24thのアンダー曲『〜Do my best〜じゃ意味はない』は”岩本”がセンターを務めてましたので、アンダーセンターも三期生の時代に入ったということですね。(感慨深いね)

この曲を初めて聴いたのは、「アンダーライブ2020」でした。

【乃木坂46】 「アンダーライブ2020」最終日
http://burning.doorblog.jp/archives/55319265.html

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新曲は明るい雰囲気のポップソングでした。メロディの展開がかなり良い感じです。フルサイズ披露かな。2番のサビからステージで花火も上がりますね。

途中「笑(わら)」という言葉が入ったりもするんだね。
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冠番組でも既に取り上げられていますが、センター”阪口”のギャルっぽい、イマドキな感じが上手く取り入れられている楽曲だなという印象です。

曲自体はさほど捻りもないポップソングだと思いますが、アンダー曲はこういった可愛らしいポップ曲が少ないので、ライブでは良いアクセントになりそうに思います。

特徴としては上記の記事にも書いている通り、「笑(わら)」と「OK」のコーラス? 合いの手? の差し込みくらいでしょうか。でもこれがクセになるんだよね~不思議。

「★★★★★」にしようかとも思ったけど、「★★★★」にしておきます。

こちらは”中村泰輔”さんの作・編曲ですね。

”中村泰輔”さんは『僕のこと、知ってる?』、『アナスターシャ』とシングル3枚連続での起用ですね。他にも坂道シリーズでは”ゆいちゃんず”の『渋谷川』、『1行だけのエアメール』、”156(イチコロ)”の『バレエと少年』、”櫻坂46”の『Buddies』も彼の作品です。

MVはディズニー映画のような綺麗な映像で良い出来だと思います。しかし、アンダーメンバーでもこれだけカワイイのは反則だね。

しかし”絢音”ちゃんがいるだけでシリアスなムードになるのが面白いね!

『冷たい水の中』(Type-C収録)



「★★★★」

【乃木坂46】 堀未央奈 卒業発表!!!
http://burning.doorblog.jp/archives/55253571.html

二期生エース”堀未央奈”の最初で最後のソロ曲ですね。

叙情的なバラードで、グッときますね。歌詞も鮮烈で・・・アイドルとして苦悩し続けたであろう”堀”を表現していて、素晴らしいね。

作曲と編曲を手掛けているのは「坂道シリーズ」初参加の”山口寛雄”さんですね。個人的には”EXILE”の初期の名曲『運命のヒト』、『HEART of GOLD』の印象が強いんですけどね。





この曲は好みだけで言うと限りなく「★★★★★」に近いかな?

しかし、このMVは反則だね。特に楽曲終了後のアカペラをバックにしての、センター抜擢のシーンだったり、初のアンダー落ちの瞬間を入れ込むのはダメですよね、嫌でも泣いちゃう! 制服を脱ぎ捨てるという衝撃のシーンも卒業宣言も効果的だと思うし、”山戸結希”監督の愛情がタップリ詰まっているように思いますね。

女優としても良いモノ持ってると思うので、頑張って欲しいな。バラエティ適性もあると思うんだけど、新たな人生をしっかり歩んでほしいな。

しかし、数年後に”林”がバスラでこの曲をソロで歌っているシーンを妄想しちゃうな~。

『Out of the blue』(Type-D収録)



「★★★★★」

5曲目となる四期生曲ですね。センターは”早川”で、新四期生の5名が楽曲初参加しています。

この曲を初めて聴いたのは、昨年末の「四期生ライブ 2020」ですね。

【乃木坂46】 四期生ライブ 2020
http://burning.doorblog.jp/archives/55277734.html

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曲自体は『I see...』に近い、90年代のJ-Popを彷彿させる、明るいポップソングでした。タイトルは重たそうな雰囲気の曲調を思い起こさせるんだけどね。
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『I see...』同様に”SMAP"感があるのが面白いね。曲自体も王道の「J-Pop」だし、コーラスの入れ方もそれっぽいよね?

悪くないんだけど、やや二番煎じっぽく感じてしまったのは減点かな?と思いつつ、聴けば聴くほど味わい深くて、「★」1個おまけして「★★★★★」の満点評価にしちゃいました!

尚、作曲は”youth case”で編曲は”石塚知生”さんとの共作ですね。”石塚知生”さんは「ジャニーズ」御用達って感じのアレンジャーですね。個人的にはレビューも書いた”GIRL NEXT DOOR”の『Winter Game』が大好きです。

【名曲】 GIRL NEXT DOOR 『Winter Game』
http://burning.doorblog.jp/archives/44992413.html



MVの修学旅行のワチャワチャ感のある「枕投げ」を題材にしながらも、ぶっ飛んでて、それでいて、メンバーの楽しそうな雰囲気も感じられる映像で、楽しめましたね。

今回のシングルのMVはエンドロールが入ったりで、長尺のモノが多い気がするんだけど、クオリティが高いし、メンバーの色んな表情が観れて楽しめますね。

60~70年代くらいのポップソングっぽいメロディも感じられるんだよな~、良い曲だね~。

『友情ピアス』(通常盤収録)

「★★★★」

三期生の”大園”と四期生の”遠藤”によるユニット曲です。

それぞれの期を代表するエースによる二人で、個人的にはいずれも推しタオルを持ってるくらい好きなので、嬉しい組み合わせなんですけどね。

曲自体はフォークの範疇に入ると思うけど、四畳半フォークのような泥臭さはなくて、それこそ”The Beatles”の後期の曲のようなシンプルなアレンジでオシャレで好印象です。

メロディも良いよね、もう少し盛り上がる感じだと更に良かったかもな~。

本作の作・編曲は”カワノミチオ”さん(御年63歳!)です。僕が大好きな『あの教室』以来の楽曲提供ですけど、『あの教室』ほどの煌きは感じられなかったかな? 良い曲だとは思うけどね。

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑮ 『あの教室』
http://burning.doorblog.jp/archives/50562058.html

しかし”大園”のソロっぽく聴こえるのはもったいない気がします。ミキシングでもうちょい”遠藤”の声を活かせるように出来たんじゃないかな?

それでもライブで観たら、この組み合わせに歓喜しそうですね。個人的にヤバいっす。

特典映像は四期生、新四期生の個人PVです。

2回ほど観ましたけど、同じCMで全く違う面を魅せてくれた”清宮”、激辛料理にひたすらチャレンジしたり、ディレクターに関西弁で逆切れする”賀喜”、個人PVの裏側をコミカルに映し出す、ほぼロケ弁食レポのような”林”、「ノギザカスキッツ」でも人気のあのキャラも登場する王道的な個人PVの”金川”あたりが良かったかな? 缶蹴りをテーマにした”掛橋”のオシャレな映像も割と好きでしたね。

今回の個人PVは「天才」がテーマになっているんですが、不思議な感覚でしたね。 

最後に総括です。

コレ!って、キラーチューンこそ存在しませんが、クオリティは相変わらず高いです。

今回は表題曲がダントツで一番かな?と思ってたけど、改めて聴き込むと『Out of the blue』もかなり出来が良くて、耳に残るし、それ以外の曲も最後まで「★★★★★」にするかどうか、評価は結構悩みましたね。

人によって、音楽の好みはそれぞれでしょうけど、何かしら気に入る曲が出てくるようなバラエティにもなっているんじゃないですかね。

”白石麻衣”さんの卒業を受け、表題曲は新センター”山下美月”をフューチャーし、カップリングでも選抜では初センターとなる”岩本”、初アンダーセンターの”阪口”、四期生曲で初センターの”早川”とフレッシュさを意識した布陣になっているのが面白いね。

グループが三期生、四期生時代に突入しているのは明白ですが、それがより鮮明になったシングルと言っていいでしょう。

卒業シングルの意味合いもある”堀”の初ソロ曲、そして現エースの”飛鳥”のセンター曲に、三期生、四期生エースによるユニット曲とバランスも良いのではないでしょうか?

新時代の”乃木坂46”の総力戦っぽいイメージですね。

個人的には25thの『サヨナラ Stay with me』や24thの『路面電車の街』、『図書室の君へ』のようなキラーチューンがなかったのは残念ですが、今年はしっかり活動を軌道に乗せてもらって、良い曲を供給して欲しいなと思います。

「8th Years Birthday Live」の主役は”遠藤”だったと思いますが、9thは誰が主役となるのか、また新たに伸びるメンバーは誰なのか、期生ライブをセットしているのも、非常に興味深いですね。

いずれにせよ、これからが楽しみです。

P.S.そろそろ第2回「坂道合同オーディション」やりそうな雰囲気あるんだけどな~。ワクチン接種が終わって、イベント規制が緩和されてからじゃないと難しいかな?











僕は僕を好きになる (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2021-01-20


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