初のセンター交代に加え、「櫻エイト」の入れ替えも行われた”櫻坂46”の3rd Singleですね。
2020年10月の改名から、デビューシングル『Nobody’s fault』のリリース、「デビューカウントダウンライブ」、年末の紅白歌合戦出場、今年に入っても『BAN』と順調にリリースを積み重ねており、「櫻坂46 BACKS LIVE!!」、”日向坂46”との「W-KEYAKI FES. 2021」、更に初の全国ツアー「櫻坂46 1st TOUR 2021」と精力的にライブも行っていて、個人的には今、一番注目しているグループかもしれません。
【櫻坂46】 全曲レビュー①『Nobody's fault』
http://burning.doorblog.jp/archives/55294177.html
【櫻坂46】 「デビューカウントダウンライブ」
http://burning.doorblog.jp/archives/55284115.html
【櫻坂46】 全曲レビュー②『BAN』
http://burning.doorblog.jp/archives/55704140.html
【櫻坂46】 「BACKS LIVE‼」
http://burning.doorblog.jp/archives/55845446.html
【櫻坂46/日向坂46】 W-KEYAKI FES.2021
http://burning.doorblog.jp/archives/55912150.html
【櫻坂46】 「1st TOUR 2021」@西日本総合展示場
http://burning.doorblog.jp/archives/56079114.html
何より魅力的なのは楽曲だと思ってますが、ライブも曲が増えるにつれ、レベルアップしているのがホントに素晴らしいです。
そもそも個々のメンバーの魅力も十分ですし、”森田”、”藤吉”、”山﨑”の3人センター体制から、”田村”、”森田”、”理佐”の新体制に切り替え、BACKS曲、ユニット曲と大きく変化をしているのにも注目ですね。
尚、今回も通常盤収録楽曲はダウンロード、それ以外は全て購入しました。
生写真は”土生”、”関”、”遠藤”、”幸坂”でした。
なかなか特典映像が観切れておらず、一旦楽曲の評価のみで暫定版とさせて頂きます。(気がつけば”日向坂46”のシングルも届いちゃったんですけどね・・・汗)
なかなか特典映像が観切れておらず、一旦楽曲の評価のみで暫定版とさせて頂きます。(気がつけば”日向坂46”のシングルも届いちゃったんですけどね・・・汗)
3rd Single『流れ弾』(2021年)
『流れ弾』(表題曲)
「★★★★」
新センター”田村”擁する選抜メンバーによる、3rd Single表題曲は『BAN』に近い質感のスピード感のあるロックソングでした。
かなりロッキンな印象の曲ではありますが、”欅坂46”時代の『語るなら未来を...』、『Student Dance』ほどの音圧が感じられないのが残念です。全体的に音が軽く感じちゃうので、僕は乗り切れない「もどかしさ」を感じてしまいます。
メロディ展開はまずまずではないでしょうか。嫌いじゃないですが、日本人の心にグッとくるまでの湿りは感じません。
ラストのアレンジは好印象です。エンディングを迎えたような形にして、そこからリプライ的に再開するというのはロックぽくってお気に入りです。それこそ”Red Warriors”の『Royal Straight Flush R&R』とか最高だよね。ちと無音部分が短くて、効果が薄れている気もするんですけどね。
尚、作曲は『Nobody's fault』以来の”デレク・ターナー”ですね。僕はこの人の作る曲は悪くないんだけど、相性が良くない印象があります。尚、編曲は”武藤星児”さんという方で「坂道シリーズ」でいうと”乃木坂46”の『しあわせの保護色』以来の参加ですね。有名なのは『恋するフォーチュンクッキー』のアレンジですよね~。”木村カエラ”さんの初期のシングルのアレンジもされてましたね。
ちょいとネガティブな書き方をしましたが、ライブで聴いたときは、かなり感動したので、大きな音で聴ける環境では無双になっちゃうのかもしれません。
世間認知を広げる上でも、攻撃性とポップさのバランスは良いと思いますし、「リンチパーティー」なんて強烈なワードも印象に残るし、”ほのす”の憑依する姿に、元絶対的センターを想起される方は多いと思いますので、ヒットを生み出すビジネス的な仕掛けとしては、かなり秀逸な表題曲に仕上がっているのではないでしょうか?
トータルプロデュースを踏まえると「★★★★★」の満点評価でも良かった気もしました。
MVは普通にカッコいいね。
『Dead end』(全タイプ収録)
「★★★★」
こちらは”森田”センターによる楽曲ですね。
メンバーは”森田”のほかに、”山﨑”、”田村”、”菅井”、”梨加”、”理佐”、”小林”、”土生”、”齋藤”、”増本”、”井上”、”原田”、”大沼”、”遠藤”となっています。
コレ面白いくらい『流れ弾』に近いテイストのロックソングなんだよね。普通はこういう曲は同一シングルだと外しそうなんだけどね。逆に二曲を、また”田村”と”森田”を敢えて比較させているような意図的な匂いも感じちゃいます。
『流れ弾』よりも王道のロックのパターンを踏襲した構成になっていて、個人的には『流れ弾』より好きかもしれません。とはいえ、『流れ弾』ほど気にはならないけど、もうちょっと音の重さが欲しいかな?
適度なスピード感で「HEY」とかコールも入れやすくて、ライブのオープニングで披露されたとき。ヤバいくらいアガりました。
作曲は「坂道シリーズ」初参加の”加賀爪タッド”さんと”TomoLow”の共作曲ですね。”加賀爪タッド”さんはアニメ、アイドル系の楽曲提供が多そうですけど、良く分かりません。尚、アレンジは”TomoLow”ですが、前作の『偶然の答え』のアレンジに引き続いての採用ですが、本シングルでは3曲に関わっていて、大活躍ですね。
評価は悩みに悩みましたが、「★★★★」にとどめさせてもらいました。個人的な好みで言うともう一個★をつけても良かったかもな~。
静と動、光と闇を上手く演出したMVもカッコいいね。敢えての私服ぽい衣装も良いんじゃない?
『ソニア』(Type-A収録)
「★★★★」
3rd SinglleのBACKSメンバーによる楽曲で、メンバーは”上村”、”尾関”、”小池”、”齋藤”、”原田”、”守屋茜”、”井上”、”遠藤”、”大園”、”大沼”、”幸阪”、”関”、”武元”、”藤吉”、”増本”、”松田”、”守屋麗”となっています。
アンダー楽曲のような位置づけですが、これはBACKSはBACKSで活動するということの意思表示じゃないですか?
まあ、嬉しいんですが、それならそれでメンバー増員しても良さそうな気もしますね。
肝心の曲の話に戻りますが、強めの曲が続いた反動もあるかもしれませんが、メロウなタイプのポップソングで普通っぽい印象なんですが、いやいや、流麗なメロディ展開がイントロから炸裂していて、かなり良い曲だと思います。
サビが「ソニア、ソニア、ソニア」と捻りもない、タイトル連呼だったので、最初は微妙な印象だったんですが、聴くごとにこのメロディに今はすっかりハマっちゃってますね。
作曲は”Kadono、Yugo.A”、編曲は”Kadono”となっていますが、”Kadono”とは、あの”aokado”の”角野寿和”さんですね。尚、”Yugo.A”は”NMB48”のユニットでしょうか? ”きゅんmart”の『選ばれし者たち』作曲をされているくらいしか情報がないです。
こちらも悩んだけど、もうちょいメロディの扇情力があったら、満点にしたかも?
『ジャマイカビール』(Type-B収録)
「★★★★」
”小林”、”遠藤”、”藤吉”という謎の組み合わせのユニット曲ですね。
”小林”が休業しちゃってますから、披露する機会はしばらくなさそうですね。配信ミニライブでもスルーでしょうかね?
”櫻坂46”としては、初のユニット曲ですから、期待してましたが、大人っぽい雰囲気のジャジーな曲ですね。それこそ”欅坂46”時代のユニット”五人囃子”の『少女には戻れない』に近いムードを感じます。アレンジで利用されているエレクトロピアノがカッコいいね。
今まで”櫻坂46”でリリースしてきた楽曲と比べても、割と異質な匂いがするんですが、どういう意図があるのか、つかみづらい印象はありますが、優秀な曲ではあると思います。
”小林”が休業しちゃってますから、披露する機会はしばらくなさそうですね。配信ミニライブでもスルーでしょうかね?
”櫻坂46”としては、初のユニット曲ですから、期待してましたが、大人っぽい雰囲気のジャジーな曲ですね。それこそ”欅坂46”時代のユニット”五人囃子”の『少女には戻れない』に近いムードを感じます。アレンジで利用されているエレクトロピアノがカッコいいね。
今まで”櫻坂46”でリリースしてきた楽曲と比べても、割と異質な匂いがするんですが、どういう意図があるのか、つかみづらい印象はありますが、優秀な曲ではあると思います。
尚、作・編曲はお馴染みの”古川貴浩”さんですね。”櫻坂46”は初参加ですね。
【古川貴浩の「坂道シリーズ」楽曲提供作品】
乃木坂46
『月の大きさ』、『やさしさとは』、『制服を脱いでサヨナラを…』、『大人への近道』、『Against』、『新しい世界』、『Threefold choice』
僕は、”古川”さんの曲だと『やさしさとは』が一番好きかな。
曲の評価は「★★★」でも良いかなと思いましたが、クオリティの高さを鑑み、「★★★★」にしました。
『On my way』(Type-C収録)
「★★★★★」
こちらもユニット曲ですね。
二期生の”松田”と”井上”という楽しいメンツではありますが、ライブでは”松田”はMCで活躍するし、”井上”は憑依型でかなり目立ちますよね~。
結論から先に申し上げると、僕は本シングルでは、この曲が一番好きです。
このユニット曲も過去の”櫻坂46”の楽曲にはなかったタイプの、ひたすら明るいポップソングですが、とにかくメロディが芳醇でね。組み立ても良いんだよね。
それこそ歌謡曲っぽい雰囲気で、バックのコーラスもそんな感じなんですけど、二人の歌唱も良いし、それでいて、早口パートも効果的なんですが、それ以上に、このメロディラインが強烈に僕の耳に畳みかけてくるんですよね。
下手すると「坂道シリーズ」で今年一番の楽曲評価になっちゃうかも?
作・編曲はこちらもお馴染みの”中村泰輔”さんですね。『Buddies』、『Microscope』に続いての参戦です。
【中村泰輔の「坂道シリーズ」楽曲提供作品】
欅坂46
『渋谷川』、『一行だけのエアメール』、『バレエと少年』
乃木坂46
『僕のこと、知ってる?』、『アナスターシャ』、『口ほどにもないKISS』、『錆びたコンパス』
いやーこれは掘り出し物的な良曲じゃないかな?
『無言の宇宙』(Type-D収録)
「★★★★」
こちらは”理佐”センターの楽曲です。元々、”推し”でもあるので、すんごい期待してましたね。(今は”きらちゃん”がイチオシですが・・・)
尚、”理佐”以外の参加メンバーは”山﨑”、”森田”、”菅井”、”梨加”、”田村”、”小林”、”土生”、”関”、”守屋茜”、”上村”、”尾関”、”幸阪”です。
『流れ弾』、『Dead end』とスピーディーでロック色強めの曲とは違い、”理佐”センター曲は哀メロが楽しめるミドルテンポのポップソングです。
哀愁度の高いサビのメロディが良いよね~。”乃木坂46”っぽい作りのメロウな楽曲ではあるけど、普通に良い曲だと思います。
作曲は”barbora”、”TomoLow”の共作で編曲は”TomoLow”ですね。
”barbora”(ばるぼら)さんは初参加ですね。Twitterをチェックしましたが、若そうなクリエーターですね。
なんとなく地味なんだけど、スルメっぽい味わいがあるので、ファンから長く愛されそうな楽曲になりそうな匂いがプンプンしますし、ある意味、”理佐”らしい楽曲なのかもしれませんね。やさしさに包み込まれそうなムードが良いね。アレンジも目立たないけど、いろんな工夫を入れてますね。
和装の”理佐”の破壊力にヤラれるMVも良い出来です。美しい映像ですね。
『美しきNervous』(通常盤収録)
「★★★★」
いわゆる「田村組」の楽曲で、センターは勿論”田村”が務めています。
アニソンっぽい雰囲気のある勇壮なメロディが楽しめる曲ですね。スピード感は『流れ弾』ほどではないですが、コレはライブでも絶対に盛り上がるね。
非常に出来の良い曲ではあると思いますが、取り立てて、音楽的な意味での面白さはないので、安心感はありますが、評価もそこまでつけられない感じですね。好きな人は多そうな気もしますし、それこそドラマ主題歌とかだとピッタリなキャッチーさが魅力ですね。(半面、飽きやすそう?)
せっかくなのでメロウな曲の”田村”も聴いてみたかった気はしますけどね。
尚、作曲は”SoichiroK”、”TomoLow”の共作で”TomoLow”が編曲を手掛けています。
『なぜ恋』以来の”Soulife”案件ですね。尚、”SoichiroK”は”河田総一郎”さんです。
【Soulifeの「坂道シリーズ」提供作品】
乃木坂46
『孤独兄弟』、『Tender days』、『あらかじめ語られるロマンス』
欅坂46
『乗り遅れたバス』、『キミガイナイ』、『語るなら未来を…』(編曲のみ)、『二人セゾン』
櫻坂46
『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』
過去に超絶名曲を生み出してくれている”Soulife”案件としては、個人的には期待外れに近いですが、「★★★★」以下はないクオリティだと思います。
過去に超絶名曲を生み出してくれている”Soulife”案件としては、個人的には期待外れに近いですが、「★★★★」以下はないクオリティだと思います。
最後に総括です。
記事にも書いた通り、表題曲は非常に優れたプロデュースで良いアピールになっていると思いますし、その他の楽曲も粒ぞろいですので、初のBACKS曲、ユニット曲収録などもあるんですが、安心感はあります。
『流れ弾』以外でも『Dead end』も勝るとも劣らないロック曲だし、『無言の宇宙』の何とも言えない味わいも良いし、広く音楽ファンにオススメしたいシングルになっていると思います。
「らしさ」はさほどありませんが、『On my way』はホントに良いので、試してみて欲しいです。(ホントは夏場に聴きたかった感じもしますけどね。)
しかし”梨加”、”守屋茜”の卒業は大きすぎませんか?
”欅坂46”から改名し、二期生主導の空気がある中、”理佐”をセンターに取り上げたのも束の間、なぜ”梨加”を「櫻エイト」にしたのか、”欅坂46”時代の副キャプテン”守屋茜”を干しまくったのか?
グループには大いに期待しているのですが、”欅坂46”時代もそうでしたが、メンバー卒業に関しては、いつもネガティブなイメージがしちゃうのは不思議です。
先輩グループの”乃木坂46”は卒業ラッシュが続いてますが、再デビューを果たした中での、この二人の卒業は非常に痛い印象なんですけどね。休業の”小林”も不安なんだけどね。
良いシングルなんだけど、この先が不安・・・。
”欅坂46”から改名し、二期生主導の空気がある中、”理佐”をセンターに取り上げたのも束の間、なぜ”梨加”を「櫻エイト」にしたのか、”欅坂46”時代の副キャプテン”守屋茜”を干しまくったのか?
グループには大いに期待しているのですが、”欅坂46”時代もそうでしたが、メンバー卒業に関しては、いつもネガティブなイメージがしちゃうのは不思議です。
先輩グループの”乃木坂46”は卒業ラッシュが続いてますが、再デビューを果たした中での、この二人の卒業は非常に痛い印象なんですけどね。休業の”小林”も不安なんだけどね。
良いシングルなんだけど、この先が不安・・・。