名曲アルバム

【欅坂46】 名曲アルバム⑨ 『角を曲がる』

”欅坂46”の名曲アルバムの第9弾です。

ベストアルバムの未発表曲で気に入った曲があれば、もう1回くらい記事を書くかもしれませんが、個人的にはこの曲が”欅坂46”の名曲アルバムの最終回となると考えています。

【欅坂46】 ベストアルバム発売決定!
http://burning.doorblog.jp/archives/54958327.html

【欅坂46】 ベストアルバム詳細決定!
http://burning.doorblog.jp/archives/54987252.html

<欅坂46 名曲アルバム記事>

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

【欅坂46】 名曲アルバム④ 『エキセントリック』
http://burning.doorblog.jp/archives/54848689.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑤ 『AM1:27』
http://burning.doorblog.jp/archives/54875237.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑥ 『バスルームトラベル』
http://burning.doorblog.jp/archives/54894595.html
 
【欅坂46】 名曲アルバム⑦ 『アンビバレント』
http://burning.doorblog.jp/archives/54911055.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑧ 『黒い羊』
http://burning.doorblog.jp/archives/54919464.html

昨日、「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」を観に行ってきましたが、記事にも書きましたが、ホントに凄い映像作品なので、是非、観て欲しいし、映画館でド迫力の音と彼女たちの渾身のパフォーマンスを楽しんで欲しいなと思います。

【欅坂46】 「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」
http://burning.doorblog.jp/archives/55009586.html

集大成となった東京ドーム2daysのBlu-rayも良いけど、個人的には綺麗にまとまり過ぎていて、さほどリピートしてないんですけど、映画を観て、その理由が分かった気がしました。

僕が”欅坂46”に求めているのは、断崖絶壁の限界ギリギリで命を削ったような、壮絶で強烈なパフォーマンスなんですよね。それが一杯詰まっていて、永久保存版だと思いましたし、もう1度観に行って、そのパフォーマンスにもう一度、涙してきたいと思ってます。

「欅坂46=平手友梨奈」という構図は世間一般は勿論、急拡大していくグループの中でプレッシャーに圧し潰されそうなメンバーも同じ思いだったのが、良く分かりました。

1st Single『サイレントマジョリティー』の全曲レビュー時にこんなコメントを書いてます。

*****************

<一部抜粋>

世間一般の評価が上がり過ぎているのが唯一の不安です。年末の賞レースでも新人賞を総ナメしそうな雰囲気も出てきましたね。良い曲ですし、良い意味でも悪い意味でもブランドイメージがついた気もします。気合いが入りすぎていて、デビュー曲がピークになってしまいかねない・・・それが唯一の不安材料ですね。

「坂道シリーズ」なので、徐々に坂を登っていけるように見守りたいですけど、あまりに気合いが入りすぎていて、このハードルを次回以降、どう越えていくのかが不安でもあり、楽しみになってきましたね。

*****************

【欅坂46】 全曲レビュー①~『サイレントマジョリティー』
http://burning.doorblog.jp/archives/47279198.html

結局、今しか観れない、刮目して観るしかない、その刹那的で、壮絶なパフォーマンスで恐ろしい勾配の坂を上り詰め、崩壊しちゃったわけですが、こんなグループは二度と出てこないんじゃないかな?

僕は彼女たちのここまでの道程を伝説的なロックバンド”BOØWY”と重ね合わせてますけどね。

”BOØWY”は売れなかった時期もあったけど、最初から女性グループ歴代最高売上を記録し、MVは1億5千回再生と・・・そこから登り続けたことがアッパレだよね。

その強烈な歩みは、そりゃ長くは続かないよね・・・。

下手すりゃ4thで完結していたかもしれない訳で『ガラスを割れ!』、『アンビバレント』、『黒い羊』なんかの名曲に出会えてないのかもしれないしね。

いやー、相変わらず、前置きが長くなりましたが、今回取り上げるのは”平手友梨奈”さんのソロ『角を曲がる』です。

本人が主演した映画「響 -HIBIKI-」の主題歌で、10月発売のベストアルバムでようやく音源化されます(これまではストリーミングのみ)。尚、「響 -HIBIKI-」は観れてません・・・。



最初、聴いたときは内省的で分かりづらい曲だなと思ったんですけど、”平手友梨奈”さんのパフォーマンス込みで聴くと、やっぱり素晴らしいね。



作曲は”ナスカ”さんですが、流石ですね。完全にスルメ曲ですが、一聴すると起伏のなさそうな曲に感じますが、聴くごとにジワジワ沁みていくのが凄いですね。

編曲は”the Third”ですね。

MV制作の監督は「響 -HIBIKI-」の”月川翔”監督で、振り付けはお馴染みの”CRE8BOY”ですね。

いやー豪華です。

しかし、この歌唱のさ、ラップっぽいところから感情が剥き出しになるところとか、パフォーマンスが心に迫ってくるのが凄いよね~。

3万人を優に超える東京ドームの観客を一人で圧倒できるんだから、やっぱり凄いよね。

これまでのソロ曲も『PARCO』以外は内省的なバラードタイプの曲が多かったけど、この『角を曲がる』が集大成でしょう。完璧ですね。

ドキュメンタリー映画でもフルサイズ披露でドーム公演でのパフォーマンスが観れますが、これも改めて感動したんだよね~。

カリスマ”平手友梨奈”はどこまで行くのか、分かりませんが、これを超えてくるのは間違いないだろうし、これからの彼女にも注目せざるを得ないだろうしね。

100年に一人レベルではない、カリスマの今を観れるのは幸せなことかもしれませんね。

いやーホントに凄い曲ですよ。

P.S.この曲はパフォーマンス込みで聴くべき曲だね。

角を曲がる
Sony Music Labels Inc.
2019-10-08







【欅坂46】 名曲アルバム⑧ 『黒い羊』

”欅坂46”の名曲アルバムの第8弾です。

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

【欅坂46】 名曲アルバム④ 『エキセントリック』
http://burning.doorblog.jp/archives/54848689.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑤ 『AM1:27』
http://burning.doorblog.jp/archives/54875237.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑥ 『バスルームトラベル』
http://burning.doorblog.jp/archives/54894595.html
 
【欅坂46】 名曲アルバム⑦ 『アンビバレント』
http://burning.doorblog.jp/archives/54911055.html

”欅坂46”の名曲アルバム記事も今回の記事を含め、あと2回で終了予定です。

新たなグループで曲がストックされてきたら、再開するかもしれませんけどね。

しかし、ラストライブが10月12日(月)、13日(火)に国立代々木競技場第一体育館2daysと決まったようですが、キャパ的には5,000くらいですかね、いやー激戦必至のプレミアチケットになっちゃいますね。

しかも平日開催ですよ・・・ドームを2days埋めちゃうことが出来るグループが二日間で10,000ですからね~。

先日の無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」がチケット購入90,000人、300,000人視聴と言われているだけにね・・・。

【欅坂46】「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」
http://burning.doorblog.jp/archives/54832332.html

既に1日は仕事の都合で参戦不可能だし、平日なので休みを取らないと参戦出来ないし、そもそもチケットが当たる気が全くしないので・・・LVを熱望したいな!

そんな想いでいっぱいですが、「欅共和国2019」を何度もリピしてますけどね。野外ならではの楽しさもあって、良いよね。個人的にはオープニングからの『世界には愛しかない』~『手を繋いで帰ろうか』~『青空が違う』の明るく、楽しい曲の連発が結構お気に入りで何度も観ちゃいますね。



効果的に盛り上がる曲を要所に置いているのも良いね。「欅共和国」は2017が一番好きで、2018は少し残念な仕上がりに思ったけど、2019は割と好きですね。

まあ、映像作品で言えば、東京ドームの圧倒的な完成度には及ばないけど、余りにシリアスでミュージカルっぽいところもあるので、「らしい」一方で、ライブのスポンタニアスな空気は感じづらいからね。

新曲も配信開始だし、そろそろダウンロードしなきゃな・・・。

なんて、前置きが長くなりましたが、今回は8thからの選曲です。

【欅坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1287501.html

【欅坂46】 全曲レビュー⑩~『黒い羊』(確定版)
http://burning.doorblog.jp/archives/53222719.html

*********************
<全曲レビューコメント>

『黒い羊』(表題曲)



「★★★★★」。

”欅坂46”の8th SIngle選抜メンバーによる表題曲ですね。

最初の印象は表題曲にしては暗すぎる、メロディが今ひとつ・・・そんな感想を持っていました。ですので、今回の全曲レビューではポジティブな評価は出来そうにないと思ってたんですけどねえ。

いやいや、まさしく「スルメ曲」ですね。

聴けば聴くほど、メロディや歌詞が心の奥深いところまで沁み込んでくる感覚があるし、曲が持つ悲しみ、切なさが増幅していくんですよね。

特に「全部、僕のせいだ」、ラス前の無音パートを挟んでからの「白い羊~」部分は鳥肌モノの恐怖とか悲しみが溢れ出るようで、身体が震えるような感覚に陥ります。

当初は何故メンバーがこんなに暗い『黒い羊』を絶賛している、涙を流しているのか、今ひとつ分からなかったのですが、今となっては少し理解できた気がします。

これは”ナスカ”の素晴らしいソングライティングと秀逸なアレンジが大きな手柄なんでしょうけど、絶対的センター”平手友梨奈”の天才的な表現力も大きな影響を与えているように思えます。

”ナスカ”は2017年の「My Best Selection」のソングライター部門で1位にした大好きなソングライターです。それは『エキセントリック』、『危なっかしい計画』があまりに素晴らしすぎて、その音楽的な新しさに身震いさせられたんですけどね。

2018年はその”ナスカ”のペンによる”乃木坂46”の『ジコチューで行こう!』が典型的なアイドルポップであまりに捻りがなく、「そのジャンルも出来るのね」くらいでガックリしたんですよね。聴き込みましたが、アーティスティックな要素は皆無で、個人的に印象は良くなかったんですけどね。いやー、これは凄いな。

この世界観、深みの凄さをどれだけ世間で評価されるかは何とも言えませんが、アイドルがリリースする曲じゃないし、このクオリティには降参ですね。文句なしの満点評価にしました。ライブでもノリノリのファンを一斉に地蔵にしてしまうような強烈な世界観が繰り広げられ、ライブでこそ、実力を発揮する恐ろしい曲ですね。

流石です。どこまで世間で評価されるのかが楽しみですね。

MVも歌詞、曲と同一の世界観であり、解釈は人それぞれとしてもグッとくる出来だと思います。
*********************

”欅坂46”の代表曲は再生回数1億5000万回を突破した『サイレントマジョリティー』、周庭さんの発言で話題になり、紅白で2度も披露した『不協和音』なんでしょうが、彼女たちの音楽で最も芸術性の高い、ある意味で頂点を極めた『黒い羊』も重要な楽曲だと思ってます。

好みか好みでないかという領域では語れない、一つの到達点だと思ってます。

個人的には名曲アルバムで取り上げた『セカアイ』、『セゾン』、『アンビバ』などが大好きですが、『黒い羊』は好みではないけど、認めざるを得ない凄みがあります。

特に印象的だったのが、全握ミニライブでの披露です。

【欅坂46】 8th Single『黒い羊』発売記念 全国握手会 @幕張メッセ(千葉)
http://burning.doorblog.jp/archives/53114549.html

好きな曲でメチャクチャ盛り上がったり、お祭り騒ぎで、狂喜乱舞になるようなのがライブの最高の瞬間だと思ってたんですけど、この『黒い羊』を現場で体感した時の空気は別格でした。

コールは勿論ないし、サイリュウムを振らせることもない・・・ひたすら熱いファンを呆然とさせ、パフォーマンスに釘付けにさせる「静」のライブ会場・・・。

こんな場面には人生でも出くわしたことがなくて・・・未だに最も衝撃的だった場面かもしれません。

大げさに言うと「神の領域」に踏み込んだような、あまりにも暗く内省的な”欅坂46”の世界観を最も味わえるのが『黒い羊』だと思います。

8thは『Nobody』、『ごめんね クリスマス』と好きな曲が一杯あるんだけど、やっぱり『黒い羊』にしちゃいましたね・・・。

惜しむらくは、『黒い羊』のライブを一度しか体験できていないことですね。

ラストライブでもやるかどうかは分かりませんが、彼女たちのひとつの到達点、最高峰の楽曲だと思うし、僕にとっては忘れられない名曲ですね。

”ナスカ”はホントに凄いですし、MVを含め、この作品に関わった方、全てに感謝したいですね。

”欅坂46”の『黒い羊』は一流の芸術作品と言っても良いでしょう。

P.S.カリスマ”平手友梨奈”在籍時の最後の楽曲が『黒い羊』というのもカッコいいな~。久しぶりに『黒い羊』のヒット祈願の「けやかけ」観て泣いちゃいました。それにしてもラストライブ参戦したいな~。











黒い羊
Sony Music Labels Inc.
2019-10-01


【欅坂46】 名曲アルバム⑦ 『アンビバレント』

”欅坂46”の名曲アルバムの第7弾です。

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

【欅坂46】 名曲アルバム④ 『エキセントリック』
http://burning.doorblog.jp/archives/54848689.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑤ 『AM1:27』
http://burning.doorblog.jp/archives/54875237.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑥ 『バスルームトラベル』
http://burning.doorblog.jp/archives/54894595.html

僕は”欅坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

残り2~3回くらい記事を書いて、”欅坂46”の名曲アルバムの記事は小休止としたいと思ってます。しかし”欅坂46”は名曲をチョイスするのが、難しいですね。

以前にカップリングベスト15も選んでますが、「らしさ」のある表題曲と「らしくない」ユニット曲もあって、比較が難しいのと、”けやき坂46”の楽曲が含まれていたりして、意外に選択肢が少ないことですね。

【欅坂46】 カップリングベストを語ろう
http://burning.doorblog.jp/archives/54231110.html

  1位『キミガイナイ』(1st Single収録)※名曲アルバム選出
  2位『チューニング』(4th Single収録)
  3位『青空が違う』(2nd Single収録)
  4位『危なっかしい計画』(1st Album収録)
  5位『エキセントリック』(4th Single収録)※名曲アルバム選出
  6位『語るなら未来を…』(2nd Single収録)
  7位『Nobody』(8th Single収録)
  8位『東京タワーはどこから見える?』(1st Album収録)
  9位『ごめんね クリスマス』(8th Single収録)
10位『大人は信じてくれない』(3rd Single収録)
11位『バスルームトラベル』(6th Single収録)※名曲アルバム選出
12位『猫の名前』(1st Album収録)
13位『夏の花は向日葵だけじゃない』(1st Album収録)
14位『302号室』(7th Single収録)
15位『また会ってください』(2nd Single収録)

表題曲についても、いずれも優秀な出来だと思いますし、その時々で彼女たちが歌うべき曲だったような気がしますし、1曲たりともツマラナイ曲はないですね。

デビュー年の3部作はバランスを含め、見事だったし、4th『不協和音』はハードさを極めた曲だし、過去の自分たちを否定するようなパンクな精神を持つ『風に吹かれても』も圧巻だったし、らしいスピード曲『ガラスを割れ!』も強力だったし、『黒い羊』も表題曲にしては絶望的に暗いですが、芸術性に富んだ、ある意味最高傑作と言える作品だったと思います。

そんな多彩で良い顔ぶれの表題曲の中でも、僕自身が最も好きな曲が『アンビバレント』かもしれません。

【欅坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1287501.html

【欅坂46】 全曲レビュー⑨~『アンビバレント』
http://burning.doorblog.jp/archives/52356900.html

*********************
<全曲レビューコメント>

『アンビバレント』(表題曲)



「★★★★★」。

【欅坂46】 「アンビバレント」MV公開中!
http://burning.doorblog.jp/archives/52280475.html

MV公開時に少しコメントしていますが・・・

<コメント抜粋>
第一印象としてはグループコンセプトの枠内に収まる攻撃的なイメージを持つスピーディーなロック曲だと思いましたね。

『アンビバレント』はメロディ自体は薄めでキャッチーさはさほどありませんが、スピーディーで攻撃性を感じる仕上がりですが、サウンド自体はかなり打ち込み主体で軽いシンセドラムやデジタル音が使われていて、ラップやダンスミュージックの要素を取り入れながら、ミクスチャーっぽい感じに仕上げているのはイマドキの「J-ROCK」っぽい作りだなと思いましたね。「Hey!」のコールも入って、ライブでは盛り上がりそうだね。

*********************
あれから何度も聴き込みましたが、音源のほうが遥かにサウンドに迫力があってカッコいいんだよね。特にサビ前のギターの入れ方やかなり変則的なリズムチェンジの繰り返しとかね。ドラムやギターの音もリアルでアイドルの楽曲にしてはかなりトンガった音作りになっていて、ヘッドフォンで聴いているとノリノリにさせられちゃってね。(まだ差は大きいけど、”Perfume”の音作りを思い出しました)

歌唱も言葉の詰め込み方とかは相変わらずでラップ導入云々はあまり気にならなかったな。

作・編曲は音楽クリエーター集団「ホバーボード」に所属されている”浦島健太”さんと”TETTA”さんの共作です。(「ホバーボード」って”akira sunset”や”遠藤ナオキ”さんも所属されているんですね)

「ホバーボード」公式HP
http://hoverboard.co.jp/

とにかくサウンドがカッコいいな。アレンジがかなり良い仕事している証拠ですね。音のキレの良さが凄いんだよね。

正直、MVを観ているときは、いいとこ「★★★★」かなと思ってましたが、満点評価にしちゃいました。個人的にはここ数作のロック曲の中では圧倒的に好きかも・・・。

MVはストーリーモノが好きですが、「マトリックス」で使用された「バレットタイム」を使う等、凝った、良い仕事してると思いましたし、まずまず好印象です。

「欅って書けない?」で放送された「欅共和国2018」での初パフォーマンスもカッコよかったね!
*********************

少し否定的な書き方もしてますが、僕はこの曲が表題曲では最も「らしい」曲であり、最も攻撃的なサウンドを持つ曲だと確信してます。

ダンスとロックを見事なまでに融合した楽曲ですし、フェスの映像等を見ても、効果的なパフォーマンスもあり、かなり強力なステージングに圧倒されます。

僕自身はメロディ派を自認してますけど、音作りにもかなり敏感で、細かなアレンジも相当気にしながら、音楽を聴いています。

『不協和音』、『ガラスを割れ!』と言ったハードでカッコいい曲でも、サウンド面では少し残念な想いを持ったりしながら、聴いていることが多いですね。(せっかくのメロディ、展開なのに音が軽いんだよね~)

その意味でもこの7th Singleは『Student Dance』等もそうですが、完全にアイドルのCDのサウンドから決別して、全握ミニライブでも、センター”平手”不在でも、そのパフォーマンスに完全にひれ伏されちゃったもんね。

【欅坂46】 7th Single『アンビバレント』発売記念 全国握手会 千葉会場@幕張メッセ
http://burning.doorblog.jp/archives/52542647.html

あのミニライブの後、こりゃ「J-Rock」シーンでトップを取るなと確信したのが”欅坂46”への僕の思い入れのピークだったかもしれません。(勿論、デビュー年の楽曲クオリティの高さ、アルバムの素晴らしさ、参戦したライブで歓喜したのも印象的でしたけどね)

その意味でも『アンビバレント』は僕にとっては、彼女たちの最強の表題曲ですね。

印象深いパフォーマンスに、メロディと曲展開の素晴らしさ、更に本格的なサウンド・・・全てが完璧で全く隙がありません。

「欅って書けない?」の9th 選抜発表回で”平手友梨奈”さんが一番ライブで盛り上がる曲を『アンビバレント』と答えていたのも印象的です。

7thは”けやき坂46”がその後の”日向坂46”に続くグループコンセプトを曲名にした『ハッピーオーラ』も収録されていて、本体に負けないくらいの勢いもあった時期ですが、”欅坂46”にとっても、結果的には7thはグループとしての勢いとしてはピークになったタイミングではないでしょうか?

代表曲は『サイレントマジョリティー』、『不協和音』になるにせよ、彼女たちの音楽的な最高峰は『アンビバレント』で間違いないと思います。

P.S.『黒い羊』もある意味、凄い楽曲なんだけどね~。











アンビバレント (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2019-10-01


【欅坂46】 名曲アルバム⑥ 『バスルームトラベル』

”欅坂46”の名曲アルバムの第6弾です。

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

【欅坂46】 名曲アルバム④ 『エキセントリック』
http://burning.doorblog.jp/archives/54848689.html

【欅坂46】 名曲アルバム⑤ 『AM1:27』
http://burning.doorblog.jp/archives/54875237.html

僕は”欅坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

今回はリリース順で行くと、5th Single『風に吹かれても』だったんですけど、改めて聴き直してもコレって曲が見当たらず、6th『ガラスを割れ!』からのチョイスとしました。

いつか取り上げたいと思っていた、この曲を取り上げます。

【欅坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1287501.html

【欅坂46】 全曲レビュー⑧~『ガラスを割れ!』
http://burning.doorblog.jp/archives/51665265.html

*********************
<全曲レビューコメント>

『バスルームトラベル』(Type-D収録)

「★★★★★」。



”尾関梨香”、”小池美波”、”長濱ねる”というメンツの新ユニット曲です。これがかなり良い出来なんだよね。現代っぽい、一筋縄でいかない感じのアイドルポップで相当クオリティ高くて、かなり愛聴してます。

サビ前のところが『今、話したい誰かがいる』っぽいメロディなのがちょこっと気になったけど、良い曲ですね。”ねる”の『100年待てば』は80年代、90年代を意識した王道アイドルっぽい名曲だったけど、これはまた違う形のアイドルポップの名曲だよねえ。

声の可愛さも抜群だけど、このMVはザ・アイドルって感じで”欅坂46”では珍しいよね。この路線は継続しても良いんじゃないかな? できれば”上村”と”葵”ちゃんも入れて欲しいけどね。そう思うと「FNS歌謡祭」での”どうぶつビスケッツ”とのコラボは良いメンバー選定だったよね。”青空とMARRY”も”五人囃子”もブリブリの明るいアイドルポップをやるイメージじゃないからね。

作曲と編曲を手掛けているのはあの”ケラケラ”の”ふるっぺ”さんですね。肝心の”ケラケラ”は最近どうしているんですかね?

【名曲】 ケラケラ 『スターラブレイション』
http://burning.doorblog.jp/archives/48612335.html

*********************

”平手友梨奈”さんと並ぶ、二大エースとも言える存在であった”長濱ねる”さんをメインにしたユニット曲です。

【欅坂46】 ”けやき坂46”結成について
http://burning.doorblog.jp/archives/46171781.html

一人”けやき坂46”(ひらがなけやき)として、個人的にも大いに期待していたんですけどね・・・。

絶対的センターとして、存在感を高め、カリスマ的な魅力を伸ばしていった”平手友梨奈”さんとは仲良かったようですけど、それぞれが持つ魅力が余りに違ったのは、ある意味”欅坂46”が持つ「不安定さ」の原点になったのかもしれません。

純度100%のアイドル”長濱ねる”さんの使い方は運営もかなり悩んだように思いますね。だからこそ、ソロ、兼任、ユニット等、様々な方向性を試す形になったのは、それを如実に表しているように思います。

クールでカッコいい路線で世間認知を高めるアイドルグループにおいて、本人も凄く悩んだんだろうなと容易に推察できますけどね。(『不協和音』でのコールは痛々しかったよね)

そんな彼女がしっくり来たユニットが、”小池美波”、”尾関梨香”と組み合わせた『バスルームトラベル』だと思います。(「バスルームトラベル」ユニットって名前はなんだかな~ですが)

ソロの『100年待てば』も良かったけどね。風船をつけた自転車でステージを回る「欅共和国」でのパフォーマンスは完全に浮いてましたけどね。

【名曲】 長濱ねる 『100年待てば』
http://burning.doorblog.jp/archives/53118060.html

”欅坂46”らしさは皆無ですが、非常に質の高いアイドルポップです。

”長濱ねる”さんの持つ、ふわふわした可愛さを二人のメンバーの魅力も相まって、非常に良いバランスだなと思います。

衣装も明るい原色を使い、可愛いに振り切ったのは本体とは違う魅力がありましたね。

『音楽室に片想い』は期待が大きかっただけに残念でしたけどね。(悪い曲じゃないんだけどね、『バスルームトラベル』が良すぎたね)



歌詞も完全にふわふわ路線ですし、本体のシリアスなロック路線とは相いれませんが、ライブでは良いアクセントになってたんだけどね。

王道アイドルらしさを排除し、公式ライバル”AKB48”との差別化を図った”乃木坂46”の路線を更に進化させ、アイドルぽさを徹底的に排除した”欅坂46”の中にあって、”長濱ねる”さんの卒業はある意味、必然だったのかもしれません。

もう少し残ってくれていたら、あの時、”けやき坂46”専任になっていたら・・・いろいろと思うことはありますが、新たな道を歩み始めた彼女を応援したいけど・・・彼女がセンターで『キュン』を歌っていたら、なんてことも空想しちゃいますね。

まあ、こういうサブストーリーがあるのも”欅坂46”、”日向坂46”の面白さかもしれませんね。

いずれにせよ、”ふるっぺ”さんによる、極上アイドルポップ『バスルームトラベル』は僕にとっては、『100年待てば』と共に忘れられない曲になりました。

P.S.もう歌手をやることはないんだろうけど、ちょっと残念。



ガラスを割れ! (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2019-10-01


【欅坂46】 名曲アルバム⑤ 『AM1:27』

”欅坂46”の名曲アルバムの第5弾です。

『AM1:27』

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

【欅坂46】 名曲アルバム④ 『エキセントリック』
http://burning.doorblog.jp/archives/54848689.html

僕は”欅坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

8/21発売が確定している『誰がその鐘を鳴らすのか?』も個人的には既定路線というか、”欅坂46”らしい楽曲ではあるものの、センターを置かず、全メンバーでの代わる代わるでのパフォーマンスだったりもあって、「繋ぎ」の1曲という印象でしかありません。どうせなら、”欅坂46”としての集大成として、ベストアルバムを発売し、幻の9thの未発表曲をおまけで収録するのが一番良かったと未だに思ってます。

ただCDリリースには運営は慎重な姿勢が見て取れます。全握握手券及びミニライブ特典付きのCDであれば、セールスが見込めるものの、今のコロナ禍の状況ではそんな特典がつけられるはずもなく、チャート成績を考えると下り坂になってしまうのは確実なので、配信シングルでお茶を濁さざるを得ないというところなんでしょうかね?

48グループ系の”NGT48”はイベント参加券付きのCDをリリースしましたけどね。(『シャーベットピンク』はグループの危機的状況からの復活を祝う、なかなかの佳曲ですよ!!! イントロが『ポニシュ』に激似だけど・・・)

さて、感染拡大が続き、大型イベントの開催は難しいし、どうするんでしょうね?

今回は第5弾ということで、リリース順で行くと1st Album「真っ白なものは汚したくなる」からのチョイスです。

過去、”長濱ねる”さん名義で『100年待てば』を名曲レビューで取り上げていますので、これは除外。

【名曲】 長濱ねる 『100年待てば』
http://burning.doorblog.jp/archives/53118060.html

『危なっかしい計画』も記事を書いているので、除外。

【欅坂46】 『危なっかしい計画』が名曲すぎる!
http://burning.doorblog.jp/archives/50642155.html

”欅坂46”随一のバラード『夏の花は向日葵だけじゃない』も良かったし、『東京タワーはどこから見える?』もらしくて、素晴らしいし・・・。でも「カップリングベストを語ろう」の記事でもチョイスしてるしなあ・・・と消去法的に過去”はみだし”がフューチャーしていない曲を選びました。

【欅坂46】 カップリングベストを語ろう
http://burning.doorblog.jp/archives/54231110.html

【欅坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1287501.html

1st Album「真っ白なものは汚したくなる」(2017年)

【欅坂46】 全曲レビュー⑤~『真っ白なものは汚したくなる』(新曲編)
http://burning.doorblog.jp/archives/50445771.html

*********************
<全曲レビューコメント>

『AM1:27』

「★★★★」。

こちらはユニット曲で、”小林由依”、”鈴本美愉”、”平手友梨奈”の組み合わせです。スピーディーな言葉の多いVocalで、語りもあって、ちょっとテクノっぽい感じかなと思ってたんですけど、サビはしっかりと盛り上がるし、なかなかカッコいいね。

派手めのアレンジがなかなか心地良くて身体が自然にノル感じがします。ちょっとだけ「Euro Beat」ぽいエッセンスが入っているのも好印象です。

ブリッジも面白いねえ。リズムパターンの使い方も含め、テクニカルだけど、ちゃんと成立させているのは凄い才能だねえ。これは「★★★★★」でも良かったかもなあ。

僕も大好きな作曲家”Linia”さんの作品ですね。”HKT48”の大名曲『12秒』、レビューでも取り上げた”ノースリーブス”の『ペディキュアday』なども素晴らしいですけど、今回も流石ですね。
*********************

緊張感のあるバックトラックで、ある意味”欅坂46”らしい楽曲と言えるかもしれませんね。

代表曲『サイレントマジョリティー』でもフロントを務めた3人によるユニット曲です。

テクノというか、EDMっぽいリズムに耳がいっちゃうけど、かなりのメロディ構成だし、アレンジもほど良いし、ライブでもカッコいいよね。

尚、作・編曲は”Linia(リニア)”さんですね。

僕も大好きなコンポーザーですけど、過去に名曲レビューでも取り上げた”ノースリーブス”の『ペディキュアday』とか、名曲レビュー候補で記事をいつ書くか、検討中の”HKT48”の『12秒』は彼の作品です。





”Linia”さんはギタリストでもあるので、音の使い方なんかも僕の好みに合うんだろうけど、メロディの質も高いし、更なる活躍を期待しています!

【名曲】 ノースリーブス 『ペディキュアday』
http://burning.doorblog.jp/archives/45579790.html

もはやこの曲もオリメンは”小林”のみという状況ですので、ライブで披露される機会は減るのかも知れませんが、勿体ないなと思える名曲なので、音楽ファンには是非、チェックして欲しいですね。(出来れば1st Album「真っ白なものは汚したくなる」は必聴でお願いしたいけどね。

P.S.『誰鐘』の配信リリースにあまりモチベーションが上がってない自分がいます。勿論、買うけどね。







最新コメント
メンズスタイル
DMM.com
バイク
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
グアム旅行
体験者様の生の声
ムームードメイン
  • ライブドアブログ